iPhone 15の発表に伴い新たに発表された「EarPods(USB-C)」が、地味なアップデートながら実は意外な便利アイテムだと感じて買ってみたので、その理由をピックアップしていきます。
EarPodsは、Appleが2012年より販売しているマイク付きイヤホン。2012年に3.5mmジャック版がiPhone 5と共に発表・iPhone 5に同梱され、3.5mmジャックが廃止された2016年のiPhone 7からは直接Lightning端子に接続できるバージョンに同梱品が差し替えられ、2020年10月以降は同梱されなくなりました。
今回新発表のiPhone 15の端子のUSB-C化に伴い、このEarPodsも3.5mm/Lightningに加えUSB-C版が登場。新しく登場したiPhone 15シリーズだけでなく、EarPods(USB-C)製品ページではUSB-Cを搭載した各種iPad、Macにも正式対応を謳っており、USB-C搭載機であればiPhone・iPad・Macで使い回すことが可能です(また記載は無いもののDACを内蔵しているためUSB-C搭載のWindowsやAndroidでも使え、高い汎用性があります)。
実際にMacBook Airに接続してみたところ問題なくUSBオーディオデバイスとして出力・入力ともに認識し、通話用イヤホンとして利用できました。
コード上に搭載されている白いリモコンで音量調整ができるほか、センターボタンで曲の再生・停止、通話の受話・拒否、Siriの発動も可能。また、カメラ操作時の撮影リモコンとしても使えるためiPhone本体を固定したまま動かさずにシャッターを切る事も可能です。
EarPodsはその通話品質の高さから3.5mmモデルの頃から通話用マイク・イヤホンとして根強い人気があり、近年メジャーとなっているBluetooth接続のイヤホン・ヘッドホンと比べて「充電不要」「無線と比べて安定している」といったメリットもあり、通話用として別持ちしている方も周りに多く見かけます。
今回はApple名古屋栄の実店舗で購入してみましたが、9月16日現在販売開始されたばかりのようで棚には並んでおらず、ストアの店員の方に倉庫から出してきていただきました。
2,780円という手頃な価格も魅力で、音楽用に既にイヤホンを持っている場合でも安定した通話用に買い足すハードルも低いのが嬉しいところ。音質に関してはかなり前の2012年に初期モデルをレビューしていますが、改めて今使ってみても通話用として割り切るには勿体無いほど満足できる品質で、価格設定を考えるとコストパフォーマンスは抜群です。
USB-CのEarPodsは現在Apple直販だけでなくAmazonなどでも販売開始されているので、幅広いUSB-C搭載デバイスで使える安定感のある通話用のイヤホンが欲しい方は、是非チェックしてみてはいかがでしょうか。