Appleがメディア向けに9月12日の新製品発表イベントの招待を発行しました。当日発表されると見られるiPhone 5に関する前情報のまとめは以下のとおり。
iPhone 5発表は濃厚のようです。It’s almost here.
(Mac Rumorsより)
iOS 6搭載
今年秋に公開される新しい「iOS 6」が搭載される見込み。
クーポンやポイントカード、プリペイドカードなどの機能を統合した新しい「Passbook」アプリケーションをはじめ、3D表示対応の新しいマップアプリやFacebook連携など様々な新機能が搭載されます。
新型イヤホンが付属
iPhone 5に付属するものと見られる新型のイヤホンがリークしています。
今までiPhone以前のiPodの頃から付属品のイヤホンに関しては疑問符が持たれてきただけに、今回のイヤホンのリニューアルで音質面がどこまで改善されるかという点も注目される所ではなでしょうか。
NFC搭載?
海外のサイトでリークしたパーツ写真に、NFCチップらしきものが写っていると話題になりました。(phoneArenaより)
ただしこれに関しては否定的な意見もあり、技術レビューサイトAnandTechは「NFC搭載の可能性は無い」と報じています。
NFCが搭載された場合先述したiOS 6の「Passbook」アプリケーションとの連携も期待でき、日本の「おサイフケータイ」のような使い方にも期待できます。
iPhone 4S以前は下位互換のバーコード、iPhone 5以降はNFCといった形になるのではないでしょうか。
従来より縦長のボディ
サードパーティのケースメーカーから流出した複数のケースを見る限り、iPhone 5は縦長になる可能性が高いようです。写真は名古屋大須のスマートフォンアクセサリーショップデラスマさんに見せて頂いた物。この他にもイヤホンジャックの穴が下部にあるケースも出ている事からイヤホンジャックは上部から下部に移動するようです。
またiOS 6では640×1136の解像度でホーム画面のアイコンが5段表示になるという情報がありました。これはiOS 5以前では無かった挙動で、iOS 6以降は縦長ディスプレイのデバイスが登場する事を示唆しています。(9to5Macより)
新しい小型のdockケーブル
流出したiPhone 5向けアクセサリの写真によると、iPhone 5はiPodの頃から互換性を持って使い続けてきた従来の物より小型なmicro USBに似たサイズの新型ケーブルになるようです。また、この情報を公開したiLounge Newsでは削除要請があった事から、本物である可能性が高いと見られます。
またiLab Factoryが入手した流出パーツの組み立て画像を見ても下部のdockケーブルの穴は従来よりも小型な物である事が確認できるため、ケーブルの仕様変更の色は強いと見て良さそうです。
LTEの高速通信に対応
現在Appleから発売されているiPadはアメリカにていち早くLTEのモバイルデータ通信に対応していますが、iPhoneにも同じくLTEが搭載される可能性が高いと見られています。日本国内では4月の時点でKDDIがLTE展開を前倒しして2012年秋から展開すると発表し、対抗するSoftBankもFDD-LTE方式の次世代通信サービスを2012年秋にスタートと発表している事から、国内キャリアのiPhone 5による高速通信の受け皿は急ピッチで準備されているようです。
バッテリーは若干大型化
iResQに掲載されたリークパーツ写真によると、iPhone 5のバッテリーは従来のiPhone 4/iPhone 4Sの物より若干大きくなるようです。容量が全体的に増加傾向にあり2000mAhを超える大容量バッテリーを搭載する機種が増えているAndroidに対し、現行のiPhone 4Sは約1400mAhの小型バッテリーを搭載しながらも駆動時間の面では優秀である事から、iPhone 5も消費電力の多いLTEや大画面を搭載しつつも実用的な水準でリリースしてくれる事が期待できるのではないでしょうか。
様々な憶測が飛び交うiPhone 5。Appleの9月12日の発表から目が離せませんね。