AppleのAirTagの半分の重量の軽量コンパクトな筐体でありながら、Apple・Google両方の「探す」に対応した忘れ物防止タグ「Pebblebee」を日本にて販売しているソースネクストさんよりご提供いただいたので、使用感を紹介していきます。
目次
Pebblebee(ペブルビー)とは

PebblebeeはAppleのAirTagと同様、自分の持ち物に取り付ける事で場所をトラッキングしたり、音を鳴らして探したりできる忘れ物防止タグ。今回紹介するコンパクトなタグ型のほか、キーホルダーとして取り付けやすいクリップ型、クレジットカードサイズで財布に入れやすいカード型の3種類がラインナップされています。
いずれもバッテリーは使い捨てではなく充電式のため再利用が可能で、タグ型とカード型は専用のケーブル、クリップ型はUSB type Cにて充電が可能。
Appleの「探す」ネットワークだけでなくGoogleにも対応しているのも大きな特徴で、iPhoneだけでなくAndroidでも利用可能となっています。
今回使用感を紹介するタグ型は圧倒的にコンパクトなサイズが特徴で、両面テープで他のデバイスに貼り付けたり、付属のシリコン製ホルダーで取り付けたりする事で従来のキーホルダー型・カード型では対応しきれなかった持ち物の追跡に使う事が可能となっています。
パッケージ内容

こちらがPebblebeeタグ型のパッケージ。Apple、Google両対応である事がプリントされています。

パッケージ内容がこちら。タグ型Pebblebee本体のほか、専用の充電ケーブル、両面テープ、および上下に取り付け用ループが搭載されたシリコン製のホルダーが含まれます。

こちらがタグ型Pebblebee本体。充電端子のほか、中央にブランドロゴ模様の物理ボタン兼インジケーターLED、上側にスピーカーを搭載しており、小さなサイズに収まっています。

背面は技適マークを含む認証類がプリントされています。
付属のホルダー

付属のシリコン製のホルダー/ケースに入れたところがこちら。充電端子が外に出るため充電もでき、シリコンのループ部分が伸縮するので様々な物に取り付ける事が可能です。

表側はPebblebeeのロゴが彫られています。取り付けた状態でも厚みが少ないのも特徴で、コンパクトに持ち物に取り付ける事ができます。
圧倒的にコンパクトなサイズ感

タグ型PebblebeeをiPhone 16 Pro Maxに重ねたところがこちら。非常にコンパクトなサイズ感となっており、今まで紛失防止タグを取り付けられなかった多くのアイテムに取り付けられるサイズとなっています。
AndroidのFind Hubアプリにも対応

PebblebeeはiPhoneの「探す」アプリだけでなく、Android向けにGoogleから配信されているFind Hubでの利用にも対応。なお一度Find HubでセットアップするとAppleデバイスからのセットアップはできなくなり、逆も然り。一台のPebblebeeにつきAppleとGoogleいずれか一つのネットワークで利用する形になります。
AirTagの11.4gに対し、5.3gと非常に軽量
Pebblebeeの実際の重量を計測してみたところ、約5.3gと非常に軽量でした。参考までにAirTagは11.4gとなっており、AirTagの半分以下の重量となっています。
なお3種類のPebblebeeの中でも今回紹介するタグ型は最もコンパクトなためサイズに伴いバッテリー容量も少なくなっており、クリップ型が最大12ヶ月、カード型が最大18ヶ月、タグ型が最大8ヶ月連続で使用可能となっています。
タグ型Pebblebeeの用途
続いて、タグ型Pebblebeeが上手く機能しそうだと感じた用途を紹介していきます。
1. 小銭入れなどコンパクトな持ち物
タグ型Pebbeleeは非常にコンパクトなサイズ感となっているため、財布の中でもカード型ではなく小銭入れなどのポケットに入れて追跡できる大きさになっています。
持ち運べるカードの枚数が限られているミニマルな財布でカードの枚数を消費せずトラッキングしたい場合には重宝する形状のデバイスとなっています。
2. ペットのトラッキング

5.3gという超軽量な重量から、猫や犬などのペットの脱走対策としてもおすすめ。AirTagを取り付けられる首輪なども市販されていますが、やはり動物に常時取り付けておくには重量感と大きさがあり、小さな動物であればあるほど申し訳なく感じるサイズ感になります。
PebblebeeであればAirTagの半分以下の重量のため、ペットの首の負担を減らしつつも万が一の際に位置を追跡する事が可能。ただし付属のシリコン製のケースは動物の毛が付着しやすいため、裁縫が得意な方であればよりペットと首輪に合った巾着を作ってあげても良いかもしれません。
3. バイクのヘルメット

バイクのヘルメットなどにもPebblebeeはおすすめ。インカムを取り付ける要領で内部のクッション材の隙間に容易に収まる薄さな上、付属のケースはヘルメットの顎紐を通してスリーブ部分にすっぽり収まるサイズなので、万が一の盗難対策として活用しやすいサイズとなっています。
出先でバイク本体に掛けていたヘルメットがお店に入店している間に盗難されて自走で帰宅できなくなるといった事案も話に聞くので、その対策としてもおすすめ。デバイスが手元から離れた際に通知の機能を使えば盗難を検知する事ができます。
圧倒的軽量コンパクト、Apple&Google両対応が魅力

AirTagの登場以来多くの会社から同ネットワークを利用して展開されている紛失防止タグですが、その中でも今回取り上げたPebbeleeは他の製品と比べると圧倒的に軽量・コンパクトにまとまっており、かつAppleだけでなくGoogleのネットワークも選べる柔軟性の高さが魅力です。
AirTagの半分以下の重量でサイズ感も小さな札型なため取り付けられる範囲の幅が従来のキーホルダー型と比べると大きく拡大しており、財布のポケットだけでなくカメラや三脚といった撮影機材やヘルメットなど、紛失すると困るもののストラップ型の紛失防止タグは大きさ的に付けにくい持ち物の紛失対策にぴったりのアイテムとなっています。
Pebblebeeは3種類いずれの形状も1個4,980円。タグ型は圧倒的な小型軽量、クリップ型はUSB-C充電、カード型は財布に入る薄さの充電式という用途に応じた強みを持っており、どのモデルもApple&Google両対応。
数ある紛失防止タグの中でも特化した性能を持ったシリーズなので、それぞれの特化した強みに惹かれたのであれば他社の格安モデルと比べて少し高めの価格設定も納得できるアイテムかと思います。特に今回紹介したタグ型は魅力的なサイズ感なので、キーホルダータイプの従来型の製品が付けられなかった物に取り付けたい方にはおすすめの一品です。