User Streams APIが廃止になりストリーミングできなくなったTwitterの代替として盛り上がりを見せているMastodonですが、PCから快適にMastodonを使えるクライアントアプリとして「Whalebird」が使いやすかったので紹介します。
WhalebirdはMac、Windows、Linuxの3つのOSに対応したPC用Mastodonクライアント。Slack風の使いやすいUIが特徴で、まだ絶対数が少ないPC向けのMastodonクライアントの中ではかなり使い勝手の良いものになっています。
スクリーンショット
Whalebirdの画面はこのとおり。マルチアカウントにも対応しており、左側からアカウントタブ、表示タイムライン切り替えタブ、そして右側に選択したタイムラインが表示されます。
ユーザーのプロフィールを開くと、タイムラインの右側にペインが表示されるあたりもSlackを参考にしたUIとなっており、普段からSlackを使っているユーザーであれば親しみやすいのではないかと思います。
機能としてはタイムラインのストリーミング表示はもちろんのこと、ネイティブのデスクトップ通知、キーボードショートカットなどの必須機能をしっかり押さえて搭載しつつも、シンプルに仕上がっています。
ダウンロード
WhalebirdのダウンロードはMac用はMac App Store、Linux用はsnapcraft.ioで配信されているほか、Windows版含む全バージョンはリリースページで配信されており、GitHubでソースコードも公開されています。
MastodonはWebブラウザからもストリーミングなどフル機能が使えるWeb版が使えますが、やはり最大限快適に使うのであればネイティブアプリが欲しいと思っていた矢先、見つけたのがこのWhalebird。作者ブログに「最高のmastodonクライアントを探した結果,自作した」とあるとおり、ほとんどデスクトップ向けクライアントが出回っていない中でWhalebirdは普段使いで必要なストリーミング・通知・キーボードショートカットをひととおり押さえてあり、実用的な使い勝手に仕上がっています。
なお、同ブログによると今後の機能追加に関してマルチカラムを検討中ではあるものの、マルチアカウントとの兼ね合いで見せ方に悩んでいるとのこと。個人的にマルチカラムはホームタイムライン・ローカルタイムライン・連合タイムラインと複数のストリームが流れるMastodonにおいてはTwitterよりも重要な機能になってくるのではないかと思っているので、今後どのようなアップデートになるのか楽しみなところです。
今のところWhalebirdは個人的に「普通に気持ちよくMastodonできる」クライアントだと思っているので、PCでMastodonを快適に使いたい方は是非入れてみてください。おすすめです。なお、TwitterからMastodonへの移行時は先日紹介したMastodon Bridgeを使うとフォロワーの引き継ぎが楽なので使ってみてください。