クリスタルディスプレイ搭載「AQUOS CRYSTAL 305SH」レビュー

SoftBankで販売されているクリスタルディスプレイ搭載のSHARPのスマートフォン「AQUOS CRYSTAL 305SH」をレビューしていきます。


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AQUOS CRYSTALはSHARPがソフトバンクグループ専売で供給しているモデルで、先日レビューしたドコモ向けのAQUOS ZETA SH-01Gには無い「クリスタルディスプレイ」という機構を採用する事によってレンズ効果で画面の端まで画面があるように見える端末です。

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下部中央にmicroUSBポート。
クリスタルディスプレイで上部にベゼルが無いため、カメラは下ベゼルに入っています。

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上部は電源ボタン・イヤホンジャック。

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ボリュームキーは左側。右側は何もありません。

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裏蓋はマット素材で、裏蓋部分のみカラバリごとに違う色になっています。
つまり裏蓋さえ入手すれば違うカラバリを楽しめますね。

Clip Now機能でスクリーンショット撮影

AQUOSシリーズの中でも本機のみに搭載されているClip Now機能。クリスタルディスプレイの画面端をなぞる事によってスクリーンショットを撮影する事ができます。

画面縮小モード

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最近の他のAQUOS同様、ホームボタンから斜め上にスワイプする事で画面を縮小する機能が搭載されています。

左上にスワイプで左下に縮小、右上にスワイプで右下に縮小。同じ方向に2度スワイプで再度拡大します。

クリスタルディスプレイの仕組み

aquos crystal 305sh display 2

クリスタルディスプレイは光学レンズ効果によって実現したフレームレス効果でベゼルを極限まで細く見せています。このレンズ効果はディスプレイの端の部分の表示を更に外の斜めにカットされた部分に投影しているため、ディスプレイの端の部分と斜めのベゼル部分に同じ映像が表示されている事がわかります。これはアニメを再生する際などには感じやすく、斜めの線が画面端に来ると映像がダブっているのが露呈しやすくなってしまいます。

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画面端をしっかり見ないゲームなどとの相性は良好です。特にTemple Runなどの画面を縦に全画面で使うゲームに関しては非常に迫力があって他のスマートフォンとははっきりと差が出ます。


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どれも見た目が似通ってきたスマートフォンの中で「ベゼルを切り詰める」という差別化に出てきたSHARP。その中でもソフトバンクグループだけに投入した「クリスタルディスプレイ」搭載のAQUOS CRYSTALですが、光学レンズ効果を用いたベゼルは単に「ベゼルが細い」だけではない驚きを感じさせる一台でした。画面サイズは5インチとなっているものの、ベゼルが細いためかなり持ちやすくなっています。

本来ソフトバンクオンラインショップなどでは定価54,480円でスピーカー付きで販売されているAQUOS CRYSTAL 305SHですが、現在スピーカー無しの新品白ロム価格がAmazonで1.5万円台となっており、非常にお手頃な価格まで下がってきています。SIMロックがかかっており、モバイルデータ通信にはSoftBankのLTE対応のAndroidのnano SIMカードが必要(iPhoneのSIMからは持ち込み機種変更が必要)ですが、クリスタルディスプレイをお手軽に体験できる機種としてはオススメです。

AQUOS CRYSTAL 305SH – Amazon.co.jp

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。