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HTC U Ultraレビュー。かつてない透明感のある質感とサブディスプレイを兼ね備えたユニークな一台

kirica

ExpansysさんからHTC U Ultraをレビュー用にお借りしています。




HTC U UltraはHTCが1月に発表した新型スマートフォン。5.7インチQuad HD(2560×1440)ディスプレイと上部の2.05インチ(160×1040)ディスプレイの2枚の画面を装備し、性能としてはSnapdragon 821、4GB RAM、64GBストレージ、デュアルSIM・デュアルスタンバイ、microSDスロット(SIM2と兼用)、1200万画素Ultra Pixelカメラ、1600万画素Ultra Pixelインカメラ、3000mAhのバッテリーを搭載。端子はUSB type Cを採用。



下部のボタン類は昨年レビューしたHTC 10と同様、下部に3つのタッチセンサーボタンを搭載し中央に指紋センサーを内蔵しています。HTC 10同様画面のスリープを解除せず、ボタンを押し込むこともなく、指紋センサーに触れるだけでロック解除が可能。



下部のポートにはUSB type Cを採用し、デザインとして綺麗にまとまっています。



HTC U Ultra最大のビジュアル上の特徴である背面。複数の層を重ねて表現された質感は他に類を見ない質感で、ガラスでありながら不思議な光の反射を実現しています。今回レビューしているのはコズミックローズゴールドですが、非常にユニークなカラバリとなっています。



カメラ部分は本体から派手に突き出ており、目立つサイズ。



右側面のボリュームキー・電源キーは質感が異なり、電源キーは凹凸のある質感で判別できるようになっています。

DSDS対応



SIMスロットは2つ搭載されており、片方はmicroSDカード兼用。3G以上でのデュアルSIM・デュアルスタンバイ(DSDS)にも対応しています。ストレージが64GB内蔵されているため、microSDスロットを利用せずSIMカードを2枚使ってもひとまず安心の大容量となっています。

サブ画面



HTC U Ultraの目玉機能であるサブディスプレイ。以前レビューしたLG V10やその後継機のLG V20同様、メインディスプレイの右上部分にサブディスプレイを搭載することで、別途情報を表示する事が可能。ランチャーとして使えるほか、通知はこの部分に表示されるため、メインディスプレイでの作業を妨害せず通知を確認する事が可能となっています。機能はそれぞれ横スワイプで切り替える事ができます。



任意の文字列を表示しておく事ができる個人リマインダー機能。



音楽プレイヤーの操作も可能となっています。



一日の天気を表示することも可能。

イヤホンジャックは無し、アダプタも付属せず



HTC U Ultraはイヤホンジャックを搭載しておらず、オーディオを出力するためにはUSB type C端子から変換アダプタを利用する形となっています。しかしこのアダプタは付属しておらず。別途購入が必要。iPhone 7/iPhone 7 Plusも同様にイヤホンジャックを搭載しませんが、純正アダプタが付属していました。この点はイヤホンを使いたい方にはやや不便かもしれません。なお、付属イヤホンはUSB type C接続となっています。

カメラ性能

HTC U Ultraのメインカメラは1200万画素HTC UltraPixel™ 2カメラを搭載。今回はオート撮影でどのような写真が撮れるのか、試してみました。



まずは料理撮影。海鮮丼を撮影してみました。



続いて、東京スカイツリーからの眺め。



中央の橋を原寸大で切り出したもの。細部まで描写できているのではないでしょうか。



夜間の撮影。

昨年レビューしたHTC 10に引き続きカメラは表現力のあるものを搭載しており、食事の撮影は満足。夜景は特に強いとは感じませんでしたが、風景などを撮った感じとしては全体的に目視した状態に近い、ナチュラルな写真が撮れる印象でした。




総評としては、デュアルディスプレイと独特の多層構造の質感により他に類を見ない個性的なスマートフォンとして仕上がっており、他の人とは違うものを使いたいユーザーであれば満足できる、所有欲を満たす造形に仕上がっています。一方で機能としては画面上部のサブディスプレイはLGのV10/V20の二番煎じであり、特に真新しさは感じないもの。特別新しく感じる用途も用意されておらず、ハードウェアとしては面白いものの、何に使うのか決定打に欠けるといった印象です。また、iPhone 7やiPhone 7 Plusと同様にイヤホンジャックを撤廃している点は残念。デザインとしてまとまりのある外観になってはいるものの、HTC 10でも音質に定評のあったオーディオに力を入れているHTCだけに、イヤホンジャックが無くなってしまったのは大変残念。音楽を楽しみたい場合はアダプタを輸入するか、付属のイヤホンを使うしかありません。

総合的に気になる点はいくつかあるものの、背面の質感の見た目のインパクトは絶大。今までに見たことのない質感となっており、机の上に伏せておくだけで会話のきっかけになりそうです。今回レビュー機を提供して頂いたExpansysではレビューしたコズミックローズゴールドのほか、4色がラインナップされています。価格は約7万円。高めの価格帯の一台ですが、質感に魅力を感じたなら是非押さえておきたい一台です。

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