iPhone XS Max、君は片手で使えるか?歴代最大最強のiPhoneをレビュー。個人的には「思ったより小さい」

iPhone XS Maxを発売日から一週間実際に使ってみたので、レビューしていきます。


iPhone XS MaxはiPhoneのシリーズとして初の「Max」を冠した大画面モデル。その名の通り歴代最大サイズの6.5インチディスプレイを搭載しており、昨年のiPhone Xから採用された縦長有機ELディスプレイとホームボタンを撤廃することで前面がほぼ画面になるスタイルのデザインを踏襲しています。今年は昨年のiPhone Xにあったシルバーとスペースグレイに加え「ゴールド」も選べる3色展開となりましたが、昨年から一年使っているiPhone Xのシルバーのステンレスの質感が気に入ったため、今回も新色のゴールドではなくシルバーを選んでみました。

パッケージは今年から3.5mmイヤホンアダプタ無し

iPhone XS Maxの箱

iPhone XS Maxのパッケージは去年からほぼ同じスタイルですが、付属品に変更があります。

iPhone XS Maxの箱の中身

本体の上には例年通り簡易マニュアルとAppleロゴのステッカーが同梱。

EarPods、ACアダプタ、Lightningケーブルが付属

本体の下には純正品のLightning端子イヤホンのEarPods、ACアダプタ、Lightningケーブルが同梱されています。従来3.5mmイヤホンジャックが撤廃されたiPhone 7からはLightning端子から従来に3.5mmジャックに変換する純正アダプタが付属してきましたが、今回からは同梱無し。

必要であれば別売されている物を買うのも手ですが、あえて別途購入するのであればbelkinなどが出している充電とオーディオを同時に使えるアダプタが実用性の意味ではおすすめ。ただし、イヤホンをiOS端末でしか使わないのであれば普段遣い用に純正アダプタをイヤホンの3.5mm端子に付けっぱなしにし、充電しながら使いたい時はLightningオーディオ+Lightning充電アダプタを併用するのがおすすめの運用です。

画面は最大でも、実は「サイズ」は最大ではない

iPhone 6 Plusに始まり、昨年のiPhone 8 Plusまで毎年発売されてきた5.5インチディスプレイを搭載した「Plus」シリーズ。インチ数だけ聞くと、Plusの5.5インチでも大きいのに、6.5インチだなんて凄まじいサイズなんだろうと思ってしまいますが、実際に比較してみると意外にも実はそうでもないのです。

iPhone 8 Plusの寸法を見ると、高さが158.4mm、幅が78.1mm。一方のiPhone XS Maxは、高さ157.5mm、幅77.4mm。なんとiPhone XS Maxの方が、iPhone 8 Plusよりも僅かに小柄なのです

実際、開封しての第一印象は「思ったより小さい」でした。5.8インチのiPhone Xを一年使ってからの6.5インチへのサイズアップだったので「6.5インチは相当大きいのだろうな」と心配していたのですが、実物はスリムに縦長なボディでiPhone X/iPhone XSより一回り大きい程度。実際に使ってみればiPhone 6 Plus、6s Plus、7 Plus、8 Plusを今まで使ってきたユーザーであれば、むしろ使い慣れたそのサイズ感がしっくりくるはずです。

iPhone 7 PlusとiPhone XS Maxを並べたところ

iPhone 8、iPhone X以前に使っていたiPhone 7 Plusと並べてみたところ。ディスプレイサイズこそ5.5インチから6.5インチに拡大されてはいますが、サイズ感としてはほぼ同じなことがわかります。

iPhone 7 PlusとiPhone XS Maxを重ねたところ

重ねてみたところ。持った感じとしてもほぼ同じサイズです。

実はNintendo Switchより(インチ数では)大画面!

Nintendo SwitchとiPhone XS Maxを並べたところ

なんとなく並べてみて驚いたのですが、iPhone XS Maxはなんと対角インチ数で言えば6.2インチのNintendo Switchよりも0.3インチ大きい6.5インチ。本体のサイズ感はまるで違うだけに、画面占有率の高い狭額縁ディスプレイの凄さを身近なゲーム機で感じてしまいました。もちろんアスペクト比が違うため単純比較できるものではないのですが、それほど大きなディスプレイを搭載しているという事を改めて実感する比較です。

iPhone XS Maxの外観

改めて、iPhone XS Max「シルバー」の外観を写真で紹介。昨年のiPhone X同様、ステンレスフレーム+狭額縁全面ディスプレイ+背面ガラスパネルの組み合わせで、外観はほぼ変化していません。

下部は昨年のiPhone Xからやや変更があったところ。右側のスピーカーの穴はそのままですが、左右非対称に左側のマイクのグリルの穴の数が減り、通信周りの仕様変更のためアンテナラインが入っています。細かいですが、iPhone XSではここの穴が3つ、iPhone XS Maxでは4つに削減。iPhone XS Maxの方が第一印象、iPhone XSほど気になりませんでした。

右側も昨年のiPhone X同様のスタイル。iPhone XSシリーズは物理SIM+eSIMの組み合わせでデュアルSIMを搭載していますが、中国モデル・香港モデルなどはiPhone XS MaxのみSIMスロットの裏面にもう1枚SIMカードが挿入できる物理デュアルSIM。今回は国内版を購入したためシングルSIMモデルです。

マナーモードスイッチとボリュームボタンの配置も変更無し。

シルバーモデルは上部のステンレスの光沢感がとても綺麗です。

背面はガラスパネルになっており、印刷はAppleロゴとiPhoneの文字のみ。カメラ部分は引き続き本体から垂直に盛り上がっています。


iPhone XのようにLightning端子の左右が対称ではなくなってしまったのは少しだけ残念ですが、昨年に引き続き非常に綺麗なステンレスボディとなっています。

スペックをおさらい

カラバリ ゴールド、スペースグレイ、シルバー
容量 64GB/256GB/512GB
サイズ 157.5×77.4×7.7mm
重量 208g
画面サイズ 6.5インチ
解像度 2,688×1,242(458ppi)
防沫・耐水・防塵 IP68等級
プロセッサ A12 Bionic
アウトカメラ(広角) 1200万画素 f1.8
アウトカメラ(望遠) 1200万画素 f2.4
インカメラ(TrueDepthカメラ) 700万画素 f2.2
生体認証 Face ID(顔認識)
FeliCa 対応(予備電力機能付き)
ワイヤレス充電 Qiに対応
SIMカード nanoSIM+eSIM

スペック的には昨年から順当にAppleの自社製プロセッサがA11からA12になった以外には、防水性能が強化されIP68等級になりました。水場で使う事が多い方には朗報。また、FeliCaが新たに予備電力機能を搭載。これはiPhone本体の電池を使い切ってしまった際、しばらくはFeliCaのエクスプレス設定カード(Suica)が使えるというもの。改札を通ったiPhoneの電池が移動中に切れてしまい、改札から出られないといった事態を避けられるようになりました。

容量は今年は512GBが追加され、128GBが消えた64GB/256GB/512GBのラインナップに。512GBは余程ヘビーに使わなければ使い切れない容量なので、基本的に殆どのユーザーは64GBか256GBを選ぶ事になると思います。今回自分は256GBを選びました。

AnTuTuベンチマークで処理性能をチェック

A12 Bionicの性能を定番ベンチマークのAnTuTuベンチマーク(7.0)でテスト。他の媒体を見たところ35万点台に到達しているスコアも多く見かけましたが、手元の個体では34万点台。とはいえ、iPhone XSシリーズより前のデバイスはiPhone Xは20万点台前半、iPad Proは20万点台後半だったので、かなり性能向上幅は大きめ。iPhone Xと比較し、実際に使っていて性能の進化を感じるシーンがあるレベルです。なお、AnTuTuベンチマークによればRAMは4GB搭載されているようです。

A12 Bionicは重いゲームも熱暴走せず長時間快適に

iPhone XS MaxでPUBG mobile

ベンチマーク上の数値の上昇幅も凄いですが、実際にiPhone XS Maxで3Dのゲームをプレイすると大きな差を感じます。昨年のiPhone Xはゲームのプレイ時はケースを外し、長時間ヒートシンクを付けて熱対策などをしていましたが、iPhone XS MaxではPUBG MOBILEを連続プレイしてもフレームレートが落ちてカクカクするような事も無し。負荷の大きいMirrativやツイキャスなどの生放送アプリで画面配信しながらのプレイも問題ありませんでした。

熱を持ってカクカクしにくくなった事で嬉しいのが、快適にプレイするためにケースを毎度外さなくても良くなったこと。iPhone Xでは連続プレイ時の性能低下を避けるためにゲームをプレイするたびにケースを外していたので、iPhone XS Maxでそれが不要になったのは個人的に大きな改善点でした。

また、PUBG MOBILEをプレイして感じた点としては、スピーカーのステレオ感が明確になりました。これは実際にプレイしていて恩恵を感じるレベルで、PUBG MOBILEなどの音を頼りに索敵する要素のあるゲームではスピーカーでプレイする際に敵の方向を察知しやすくなると感じました。

これらの点以外にも6.5インチディスプレイは物理的な画面サイズの広さと両手で横持ちしてプレイしやすい筐体のサイズ間のバランスが良く、iPhone XS Maxはゲーミングスマホとしてかなりオススメできる要素を兼ね備えています。

カメラはダイナミックレンジが飛躍的に進化

続いてカメラ性能。昨年のiPhone 7→iPhone 8(iPhone X)のアップデートでは撮れる写真に対するソフトウェア的な処理が大幅に改善され、映える、綺麗な写真が撮れるようになりました。しかし、今回は進化の方向性が全く別。地下鉄の駅で何となく撮影した一枚が比較用に分かりやすかったので紹介します。


iPhone XとiPhone XS Maxで撮影した深夜の東京メトロの駅。暗めの地下で、路線図や路線表示などが裏のライトで光っているため、明暗差が生まれてスマートフォンのカメラにとっては厳しいシーンとなっています。

分かりやすい部分をクロップしたもの。左がiPhone X、右がiPhone XS Max。iPhone Xでは東京メトロの路線ロゴがほぼ完全に白飛びして潰れてしまっている一方で、iPhone XS Maxはしっかりとロゴの色を表現できています。また、奥の路線図もiPhone Xでは全く表現できていませんが、iPhone XS Maxでは文字を読める解像度こそは無いものの、路線図全体が潰れずに捉えられています。

このように明暗差の大きいシーンでも新しいiPhone XS、iPhone XS Maxは旧機種と比べて明らかに綺麗に撮れるようになり、その差は一目瞭然。今までのiPhoneのカメラの進化の中でも最も大きな進化のうちの一つかもしれません。

また、表現以外にも画角も変化。2枚を比較してみると、iPhone XS Maxは広角カメラがより広角になっている事が分かります。従来は捉えきれなかったワイドなシーンがiPhone XS、XS Maxであれば画角に収める事ができるようになりました。


望遠レンズと広角レンズを組み合わせて背景をぼかすことのできるポートレートモードは、後から写真アプリ上でボケ具合(f値換算)が編集できるようになりました。デフォルトはf4.5で撮影され、f1.4からf16まで設定可能。


また、奥行き情報が写真に保存されるため、Focosのようなサードパーティ製アプリケーションを使えばピントを合わせる位置を後から変更したり、立体的に光源を追加したりといった編集も可能。なお、ポートレートモードで撮影したものでも近すぎたり遠すぎたりと背景ぼかし機能が発動しなかった場合、望遠レンズで撮影した通常の写真になってしまい奥行き情報が保存されないため後から編集する事はできなくなるので注意が必要です。

昨年のiPhone Xでは望遠レンズ側に光学手ブレ補正が付いてより幅広いシーンで使えるようになった望遠・ポートレートモードですが、今年は後から加工もしやすくなり、一層遊べるスマホカメラになりました。

広角側はより広角に、望遠側はより遠近感を編集で表現できるようになり、どちらのカメラも明暗差をより幅広いダイナミックレンジで拾えるようになったというのが今年のカメラのハイライト。表現力が大幅にアップしている事は言うまでもなく、より一層楽しくなりました。

今年のカメラを売りにしたスマートフォンは春にレビューしたファーウェイのP20 Proが大きな話題を呼びましたが、AIによる手持ち夜景やハイブリッドズームなど複数の飛び道具を兼ね備えたP20 Proとは対象的に、iPhone XS MaxはAIのスマートHDRで明暗差に対応しやすく、シーンを選ばない安定感を感じるカメラでした。どちらもカメラスマホとしては甲乙付けがたい所ですが、いずれにせよこの2機種を見るに、今年のスマートフォンのカメラの最先端トレンドはAIを活用した画質向上だと言っても差し支えないでしょう。

OLEDの映像品質は良いものの、やはり気になる「ノッチ」

昨年iPhone Xから採用された高解像度の有機EL(OLED)ディスプレイ。HDRにも対応し、iTunes Storeで購入できるHDR対応映画を画面の明るさを上げて鑑賞すれば黒は真っ黒、白は眩しい、強いコントラストを満喫する事ができます。特にパシフィック・リムなどの暗い戦闘シーンで明るい光の表現が多用されているSF作品は今までのスマホでの映画鑑賞とは一線を画する迫力です。

しかし、最高の没入感を阻害するのが画面上部のカメラ・通話スピーカー・各種センサーが詰め込まれているノッチ。動画再生時は勿論画面いっぱいに表示するか、縮小して表示するかは勿論選べますが、この大画面を活かすためにはやはり全画面で表示したいところ。しかし全画面で表示すると、ノッチがどうしても気になってしまいます。縦持ちで使っている時はそこまで気になるものではないですが、横持ちで動画鑑賞をする際はどうしても目に入ってきます。

今回iPhone XS Maxになり画面サイズが広がった事からノッチが占める画面の割合は減っているものの、やはりあるものはあり、気になるものは気になります。同じ縦長狭額縁でも、Galaxyシリーズのように切り込みを入れない筐体のほうが横持ちの際の映像の没入感は圧倒的に上。仕方のない事ではありますが、ディスプレイの品質が良いだけにここは惜しいところ。

6.5インチを片手で使えるか?

これだけ大きいiPhoneなので、片手で使うのは一見クレイジーに感じるかもしれません。しかし、個人的にiPhone XS Maxは片手中心に使えるスマホだと感じています。

従来の5.5インチのiPhoneとサイズ間がほぼ同一なのは先述したとおり。それに加え、ホームボタンが無くなりジェスチャー操作に置き換わったことで、画面の最下部に圧をかける必要が無くなりました。ジェスチャー操作は本体を押し込まなくても使えるため、ホームボタンを押すよりも軽い力でスイスイと操作可能。そのため、大きな本体であっても最下部に圧をかけてバランスを崩したりする事が無くなります。iPhone 8 PlusまでのPlus系を使っていたユーザーであれば、より楽に操作できるはずです。

また自分は手は小さい方なのですが、持ち方によって大画面スマホは操作可能になると感じています。コツとしてはスマホを指で左右で挟むのではなく、指の上に乗せるようにして持ち、グリップした指先を軸に柔軟に操作すること。純正シリコンケースのようなグリップ感の強いケースであればこの操作方法でも全く不安無く操作できます。

そうすればこのように最上部から通知センターやコントロールセンターを出したり、

最下部からマルチタスクジェスチャーを発動したりする事も片手でサクサクと出来ます。

文字入力も現行のiOSはキーボードを寄せてフリック入力できるので問題なく片手操作可能。


個人的に収まりの良い小型スマホが好きで、今年のソニーの最新コンパクトモデルXperia XZ2 Compactもレビューしていますが、「片手操作」という点においては大画面モデルでも操作方法を工夫する事である程度ユーザーが適応する事が可能だと感じます。もしポケットに収まりの良いスマホが欲しい「収納」が理由であれば仕方がないですが、「操作」がハードルとなっているのであれば思い切って使い込んで慣れてしまえば意外と行けるのではないかと思います。スマホ背面に装着するリングもアクセサリとして販売されていますが、卓上にフラットに置けなくなったりとあまりスマートでは無くなるデメリットもあるため、持ち方を改めて操作方法を工夫する方法を是非検討してみてください。

まとめ:歴代最大、最強のiPhone

今年のiPhone XS、iPhone XS MaxはMaxのサイズを除けば見た目もほぼ同一な事もあり、一見「ほとんど変わってないのではないか」という印象を受けてしまいがちですが、中身としてはかなりアップデートされたのを感じました。目立つ所ではカメラ性能と処理性能ですが、スピーカーは聞いて分かるレベルの改善で、防水防塵性能も防水iPhoneとしては初の性能アップ。熱暴走耐性が大幅にアップした事でゲームの長時間プレイだけでなく実況プレイなどにも耐える機種になり、3Dゲームを少しでもプレイするのであれば間違いなくiPhone XよりiPhone XS、iPhone XS Maxが断然おすすめなほどに差が開いています。

iPhone XS MaxはiPhone 8 Plus等と同様、画面を回転するとアプリによっては2カラム表示に対応。広い画面をフル活用して生産性の高いアプリを使う事ができます。このようなレイアウトで今後増えてくるであろうiPhone XS Max向けのクリエイティブ系のアプリがとても楽しみ。

今年度に入ってからはこのブログの写真はほぼiPhone上のAdobe Lightroom CCアプリでSDカードから読み込みレタッチをしており、A12 Bionicの高い処理性能でRAW現像も高速、大画面のお陰で細部の調整も快適、にも関わらずポケットから取り出していつでもどこでも作業できるので、iPhone XS Maxはゲームだけでなくクリエイティブ系のツールとしても非常にポテンシャルが高いと感じています。実際このレビューも文章の大部分をiPhone XS Max上で書き、写真もほぼiPhone XS Max上でレタッチ・現像しています。元からiPhoneで多くの事ができるようになりMacBookの出番が殆ど無くなっていましたが、今回iPhone XS Maxの大画面のお陰でiPadも触る時間が減りました。iPhoneだけで様々なタスクをこなしたい方は6.5インチモデルのMaxが本当にオススメです。

昨年iPhone 7 PlusからiPhone Xに乗り換えた際は「画面の幅が小さい」と感じつつも、望遠側の光学手ブレ補正や快適なジェスチャー操作などiPhone Xの進化には感動したので、「これでPlusみたいな大きな画面があったらなぁ」と感じたのを覚えています。そして一年越しに、本当に「Plusの画面幅のiPhone X」をより一層ブラッシュアップした形で発売してくれたので、iPhone XS Maxはまさに一年間待ち望んでいたiPhoneでした。実際に使ってみても期待通りで、早速写真にゲームにブログに大活躍しています。iOS 12のSiriショートカットでエアコン・照明なども操作できるようになり、今年はハードウェア・ソフトウェア両面で活用の幅が広がりました。iPhone XS Maxは、今後も活用方法をどんどん考えようと思わせてくれるマシンです。

iPhone XS Maxは「全部入り」ですが、A12 Bionicチップや広角カメラは今年の新モデルでは共通スペック。画面サイズが不要であればiPhone XS、望遠レンズやOLEDの映像美が不要であれば来月発売のiPhone XRと、使い方に合わせて消去法で選ぶのが今回のラインナップの賢い選び方。ただiPhone XS Maxは、今までのiPhoneの中でも最も欲張りで、全てを叶えてくれる歴代最強のiPhoneだと思いました。かつて無い最重量の重さ、画面サイズ、そしてお財布への打撃に耐えられる覚悟があれば間違いなく強くおすすめできるiPhoneです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。