「New XPS 13 2in1」レビュー。13インチ4K、Ice Lake搭載で小型&高性能を両立したクリエイティブPC

「New XPS 13 2in1」レビュー。13インチ4K、Ice Lake搭載で小型&高性能を両立したクリエイティブPC

デルアンバサダープログラムのモニター企画にて、2019年発売の新型ノートパソコン「New XPS 13 2in1」をお借りする事ができたので使ってみた感想を紹介していきます。


XPS 13 2in1の2019年モデルは、Ice Lakeの第10世代Core i7プロセッサを搭載したDELLのフラッグシップモバイルノートパソコン。13インチとモバイル向けのサイズでありなら、オプションで3,840×2,400と4K強の高解像度ディスプレイが選択可能。今回お借りできたのはその高解像度ディスプレイを搭載したモデルです。

2in1という名前のとおり、クラムシェル型のノートパソコンとして使えるのに加え、閉じた状態から画面を360度回転させてタブレットとして使う事が可能。テントモードで立てて使ったり、同社のタッチペンを使ったりと、クリエイティブタブレットとしての機能も充実した機種となっています。

スペック

今回お借りしたNew XPS 13 2in1のスペックは以下のとおり。

プロセッサー 第10世代Core i7-1065G7プロセッサー
OS Windows 10 Home 64bit
RAM 16GB 3733MHz LPDDR4x(オンボード)
内蔵ストレージ 512GB PCIe NVMe x4 SSD
画面サイズ 13.4インチ
画面解像度 3840×2400
高さ 13mm
297mm
奥行き 207mm
重量 1.32kg

今回のNew XPS 13 2in1の目玉であるコードネームIce Lakeの第10世代Core i7プロセッサはオンボードのグラフィック性能に優れているのが特徴。それにオプションとして設定されている4K以上の解像度である3840×2400の13.4インチ高解像度ディスプレイ(HDR400対応)が組み合わせられる事で、持ち運べるコンパクトサイズと高解像度で作業できる性能を兼ね備えた小型ハイスペックマシンとなっています。

CPU-Zの画面。Ice Lake搭載である事がわかります。

内蔵ストレージのベンチマークスコアをCrystalDiskMarkで計測してみたところ、先日レビューした15インチMacBook Proには及ばない数値なものの、リード最大2318MB/s、ライト1230MB/sと高速な部類でした。

なお、直販サイトにてカスタマイズを実施すればストレージは1TB、RAMは32GBにアップグレードする事も可能となっています。

外観

今回レビュー用にお借りできたのは「プラチナシルバー&アークティックホワイト」というカラー。「プラチナシルバー&ブラック」との2色がラインナップされており、外がは銀色で共通、内側のパーツが白か黒かが違いといったツートンの片面だけカラバリが分かれている形となっています。

左側面にはUSB type C端子+microSDスロット。フルサイズのSDスロットがあればとは少し思いましたが、最近の動画素材はGoProなどのアクションカメラからmicroSD経由、一眼からUSB type Cケーブル経由で取り込む事も多いため、小型化との兼ね合いでこれはこれで最適解かもしれません。

右側面にはUSB type C端子のみ。

背面は3方向に排気口、中央にXPSロゴ、画面フリップ時に支える形状のゴム足を装備。

画面を開けると内側はホワイトになっており、狭額縁でスタイリッシュ。

Webカメラは画面上部の細いベゼルに収まっており、かなりの小ささ。今まで画面下に配置されているモデルもありましたが、今回しっかり上にきているのは高評価。

パームレストの繊維強化プラスチック素材は軽量&高剛性を感じさせ、高級機という印象を受ける質感。

キーボードは薄型のペチペチした感触。ただ、打ちやすさは薄さに対して良好に感じました。配列はブラックの場合JISとUSが選択できますが、ホワイトの場合はUSキーボードのみ。この点は個人的に非常に残念で、是非この高い質感のホワイト+JIS配列のモデルを用意してほしかったところ。

右上の電源ボタンには指紋センサーを搭載。勿論Windows Helloの認証にも対応。こちら成功率や速度で言えば最近のスマートフォン、MacBook ProのTouch IDなどには劣る印象で、割と失敗する事が多かったです。使える分には大変便利なのですが。

キー配列はこのとおりで比較的オーソドックス。

ただし十字キーに関してはPage up、Page downキーとくっついて配置されており、少し使いにくいなと感じました。

トラックパッドは普通のサイズ。感度はWindowsノートパソコンとしては並みで、それほど良いとは感じませんでした。マウスを併用したほうが幸せになれるかもしれません。

キーボードをひっくり返したところ。薄くて収まりがいいです。

画面を立てて動画鑑賞などに使うことも可能。YouTubeの4K動画を見るのにも便利です。

12インチMacBookとサイズ比較

サイズ感を手持ちのモバイルノートパソコンの12インチMacBookと比較したところ。一回り大きいですが、結構近いサイズ感です。

2台を重ねてみたところ。幅、奥行きともにやや広いですが、似たような鞄に収まりそうなサイズ差です。

4K画面でAdobe Lightroomが快適

Ice Lakeの処理性能と4Kディスプレイの潤沢な高解像度のお陰で、Adobe Lightroom CCを使った一眼のRAWデータのレタッチもサクサク。タッチ&高解像度を搭載している事でディテールが確認しやすく、写真レタッチ機としてとても優秀です。

同社のDell Premiumアクティブペンにも対応。細部の編集作業にも先端の細い専用ペンが使えるのは嬉しいところ。

PUBG LITEを試す

薄型ノートパソコンでゲームを遊びたいユーザーに向けたIce Lakeという事で、実際にゲームを遊んでみました。今回試したのはリリースされたばかりのPUBG LITE。本家PUBGと違い基本無料でプレイでき、より幅広いスペックのPCで遊べるよう作られています。

この手のバトルロイヤル系ゲームはマウスが必須ですが、New XPS 13 2in1はUSb type Cポートのみ搭載でUSB type Aの従来マウスは直接接続不可。今回は付属の変換アダプタを使って接続してみましたが、付属の純正品も中々コンパクトで持ち運びに便利なサイズ。

デフォルト設定でPUBG LITEをプレイしてみたところ、サクサク問題なく遊べました。他にもバトルロイヤル系ゲームのサイバーハンターもプレイしてみましたが、こちらも問題無し。

XPS 13 2in1は2つのファンで冷却する仕組みになっていますが、ゲーム中にファンが回ってもそれほど音が大きくならないのも嬉しいところ。

充電は45WのUSB PD対応

XPS 13 2in1はUSB type Cの45WのUSB PD(Power Delivery)に対応しており、USB充電する事ができます。純正の45Wの充電器は本体こそは小さいものの、3ピンのケーブルが大きくてかさばるのが気になったところ。サードパーティの3ピンショートケーブルを別途購入して小型化するか、充電器自体をRAVPowerの61W USB PD充電器などの社外品にしたほうが本体の持ち運びやすさをスポイルしなくて良いかもしれません。

重量は重い

実際にしばらく使っていて思ったのが、1.32kgの本体重量は中々に重量級だという点。普段持ち運びに使っている12インチMacBookが900gなので+420gはタブレット1台追加で持ち運ぶほどの重量増。同じ13インチのノートパソコンで見ても、軽量を売りにしたLG gramは1kg未満。XPS 13 2in1は鞄に入れていると実サイズ以上に鞄が重くなるのがとても分かりやすく感じました。

とはいえ13インチMacBook Proは1.37kgなので、それよりはやや軽量かつ4Kディスプレイを搭載しているのは高評価です。

重量感はあるが、小型&性能は超強力なノートPC

DELL New XPS 13 2in1は実際に使ってみると13インチのコンパクトサイズながら写真編集などの作業でストレスがかなり少なく、処理性能と高解像度ディスプレイを小型ボディと高次元で融合させているハイスペックマシンだと感じました。ゲームで処理性能に負荷をかけてみてもストレスを感じる事が少なく、実用性はかなり高いと思います。USB PDに対応しているのも嬉しいところで、45WのPD対応のモバイルバッテリーさえあれば動画編集などの電池を一気に使い切るような作業でもガシガシと動かせます。

一方でデメリットだと感じた点は以下のとおり。

  • 1.32kgは重い
  • 日本語キーボードがブラックのみ
  • SIMスロットが無くWiFi通信のみ

やはり一番気になったのはその重さ。13インチとコンパクトなものの、気軽に持ち運ぶにはやはり重ためかなと思いました。そして文中で書いたとおり、JISキーボードが選択できるのがブラックのみというのも残念なところ。今回お借りできたホワイトの質感がとても良かっただけに、多くの日本ユーザーが使い慣れたJISキーボードモデルもラインナップされていると嬉しいと思いました。

またモバイルできる13インチのコンパクトサイズに高い性能ときたら、出来ればSIMスロットかeSIMでモバイル回線にも対応してほしかったところ。Wi-Fi 6の高速ワイヤレス接続に対応しているのは高評価ですが、活躍の場は自宅などの最新WiFi機材を導入している腰を据えた場所になるため、13インチの機動力を活かすとなるとやはりモバイルデータ通信が欲しかったところです。SIMが入れば更に完成度の高いモバイルワークステーションになるのではないかと思います。

不満点はあったものの、やはりこのサイズで4Kディスプレイをガンガン使って作業できるハイスペックノートPCとしてはとても楽しい一台でした。DELL直販サイトではスペックをカスタマイズして購入する事もできるので、自分が買うとしたら4Kディスプレイでがっつり写真・動画などが編集できるよう、ストレージ1TB/メモリ32GBの構成で買いたいですね。

全体的に作業自体がとても快適に行えた事から、Windowsノートで4Kディスプレイとタッチパネル・タッチペンを使ったクリエイティブ作業環境をどこにでも持ち運びたい方にはかなり良い機種なのではないかと思いました。購入は直販サイトやAmazonなどから可能となっています。

キリカ

キリカ

ガジェットショットを作った人。最近まで学生生活の傍ブログを書いていましたが、今はデザイナーとして働いています。休日は愛車の「エリーゼ」「ジュリエッタ」に乗ってドライブに出かけたり、写真を撮ったり楽しんでいます。