500MBまで無料でファイルが復旧できる「WorkinTool Data Recovery Software」レビュー

Windows用データ復旧ソフトウェア「WorkinTool Data Recovery Software」を評価用に頂いたので、実際に使ってみました。


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WorkinTool Data Recovery SoftwareはWindows 7以降に対応したデータ復旧ソフト。一度削除してしまったファイル、フォーマットしてしまったストレージのファイルを復旧することができます。

500MBまでのデータであれば無料で復旧でき、それ以上の容量に関しては有償ライセンスが必要。ライセンスは月間・年間・買い切りの永久ライセンスの3種類が用意されており、金額は以下のとおり。

  • 月間ライセンス:2,979円
  • 年間ライセンス:4,950円
  • 永久ライセンス:6,600円

なお、今回のレビューにあたってガジェットショット読者向けに50%オフの割引コードを頂いているので、記事内にて後述する専用のコードを入れることで上記金額が半額となります。

OSはWindows 7/8/10/11対応となっており、macOSには非対応。ただし確認したところ、Parallels DesktopにてM1/M2 Mac上にて仮想化したARM版Windows 11でも動作しました。

それでは実際にインストールして使っていきます。

インストーラーは製品公式ページから無料でダウンロードが可能。インストーラー自体は英語・中国語のみ対応となっていますが、ソフトウェア本体は日本語、韓国語、ドイツ語を含む13ヶ国語の表示にも対応しています。

インストール後はライセンスコードの入力を求められますが、キャンセルボタンを押せばそのまま500MBまでのデータの復旧が可能。なお、無償版は500MBまでの容量制限だけでなく、より多くのデータが復旧できるディープスキャンも利用に制限が掛かっています。

起動後はPCに接続されているハードディスクや外部ストレージが表示されるので、ファイルを復旧したいドライブを選択します。

続いて、復旧方法を選択します。高速回復は削除後にゴミ箱を空にしてしまったファイルの復旧に向いており、最も高速に動作するモード。ディープリカバリはスキャンに長時間掛かる代わりに、より多く多くのデータを復旧可能です。ミスフォーマットの回復はフォーマットしてしまったドライブからのファイルの復旧が可能となっています。

今回は削除後にゴミ箱を空にしてしまったドライブのファイルを復旧するため、高速回復モードを選んでみました。

FAT32/NTFSをサポートしますとの表記でしたが、exFATのUSBメモリでも無事スキャンが完了しました。画像・ドキュメント・動画・音声・圧縮ファイル・その他というカテゴリ分けがされており、それぞれ見つかったファイルの総容量が確認できます。

今回はPictureというフォルダにファイル容量が記載されているので、選択して中身を確認してみます。

画像ファイルの拡張子別に分別されており、今回は「png」の項目に復旧できそうなファイルがあるとの事なので選択してみます。

以前ゴミ箱から削除したファイルのファイル名が見つかったので、これにチェックを入れて「回復」ボタンを押して保存先を選択します。

保存先のフォルダを確認すると、無事PNGの画像ファイルが復旧できている事が分かりました。なお、今回exFATでフォーマットされたUSBメモリで確認してみたところ「ディープリカバリ」「ミスフォーマットの回復」いずれのモードでもフォーマット前のファイルは確認できませんでした。

なお、同USBメモリをNTFSでフォーマットした状態でファイルを保存し、NTFSでフォーマットし直したところ「ディープリカバリ」でファイルを復旧する事ができました。なお、ディープリカバリは64GBのUSBメモリで十数分のスキャン時間が掛かり、ファイル復旧時にはファイル名が復元されないので注意。

Windows向け・500MBまで無料のファイル復旧ソフト

今回試したWorkinTool Data Recovery Softwareは、500MBまでの復旧であれば無料という事で、手軽に試す事ができるWindows向けのファイル復旧ソフト。実際に試してみたところ、ゴミ箱から削除してしまった軽度のファイルであればスピーディーに取り戻す事ができて便利でした。

復旧したい特定のファイルに目星が付いているのであれば500MBは十分すぎる容量で、単純計算で1MB程度のJPEGの写真であれば500枚ほど取り出せるため、そういったライトユースであれば無料版で十分カバーできる範囲です。

逆に削除してしまったSDカード内のデータを丸々復旧したい場合は有料ライセンスの出番で、復旧前にファイルの種類別に削除済みのファイルを洗い出してプレビューもできるので、復旧したいファイルの範囲によってはこちらがおすすめです。

デメリットとしてはexFATでフォーマットしてしまった場合復元ができなかった点、Windows専用でMacに対応していない点が惜しいところですが、用途に合っていれば十分実用的なソフトでした。

50%オフ割引コード「79CD37EA 」

WorkinTool Data Recovery Software用に頂いているガジェットショット読者向けの割引コードは「79CD37EA 」。こちらを購入ページで入力することで、50%の割引を受けることができます。

ライセンスの元の金額は月間が2,979円、年間が4,950円、永久ライセンスが6,600円。上記コードでこれらが半額となるので、購入の際は是非活用してみてください。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。