Matter対応、電気代も計算できるスマートプラグ「TP-Link Tapo P110M」レビュー

ティーピーリンクジャパン株式会社より、使用電力の計測やMatter規格によるAppleホームアプリ連携なども可能なスマートプラグ「Tapo P110M」を製品提供で頂いたので、実際に生活の中で使ってみました。


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Tapo P110Mとは

Tapo P110M(製品ページ)は、WiFiルーターなどで知られるTP-Linkのスマートホーム系製品のブランド「Tapo」にて2023年9月に発売されたスマートプラグ。スマートフォンのTapoアプリからオン・オフの操作が可能なほか、Alexa/Googleアシスタントなどのスマートスピーカーの音声アシスタント、Matter規格を利用してAppleホームアプリからも操作が可能。

一般的な電化製品のと電源タップの間に挟む事でオン・オフの制御ができるようになるので、照明・扇風機などのスマートホームに対応していない電化製品をスマートホームに組み込む事ができるデバイスです。

Tapoアプリにはオン・オフの制御のほか、電力の使用量のモニタリングと電気代の計算が可能。オン・オフの操作だけでなく電気代の把握や節約などにも活用する事ができるデバイスとなっています。

Tapo P110Mのパッケージ内容・外観

こちらがTapo P110Mのパッケージ。1個入りと2個入りが販売されており、今回レビューするのは2個入りのパッケージ。

TapoアプリがダウンロードできるQRコードが入っているので、まずはアプリをダウンロードして準備しておくのがおすすめ。

こちらがTapo P110M本体の外観。電源タップの差し込み口の左右にスペースを取るデザインなので、一般的な縦並びの壁のコンセントで複数設置する場合も干渉しにくい形状です。

側面には手動でオン・オフできる物理ボタンが搭載されています。

電源ボタンの反対の側面にはMatterセットアップ用の数字とQRコードが貼り付けられており、スマートフォンなどで読み込むことができます。

Tapo P110Mの使用感

それでは、実際にTapo P110Mを使ってみた使用感を見ていきます。

Tapoアプリの電力モニタリングを試す

Tapoアプリでの電力モニタリング機能を試すため、今回はPC環境を繋いでいる電源タップにTapo P110Mを噛ませてみました。

Tapo P110Mを介して電化製品を使う事で、簡単に使用電力をTapoのクラウド上に保存してTapoアプリから確認が可能。今回は普段自宅のデスク環境で使っているMacBook Pro(M1 Max)とUltraFine 5Kモニター2枚、固定したiPad Proを繋いでいる電源タップに装着して計測しているので、これらの環境で一日仕事するとどれだけの電力を使用するかを可視化できています。

使用した電気の量に対して電気代がいくら掛かるかもアプリ上で表示する事が可能となっており、電力会社の料金プランに応じて単価を設定すれば自動的に計算してくれます。

今回は単価が市場に応じてリアルタイムに変動する市場連動型のLooopでんきを使っているので、大体の平均としてオフピークの時間を25円、ミドルピークを30円、ピークを35円にしておおよその時間を割り当ててみました。

記録した電気使用量はカレンダー形式で振り返ることができ、月ごとの総額を確認することが可能。今回は12/7〜12/31の3週間半の間で約844.41円との数字になりました。

時間ごとの使用電力をグラフでモニタリングすることも可能。デスク環境でPCを使用中は72Wほど使っているようです。

スリープしたところ、約9W程度に下がりました。積極的にスリープを活用することで電気代が更に削減できそうです。

時間指定・日照時間連動でオン・オフ

Tapo P110Mは手動でオン・オフするだけでなく、曜日、時間、日の出、日没などに連動して操作する事も可能。例えば以下のような仕組みが作れます。

  • 朝の目覚まし代わりに照明をオンにする
  • 日没と同時に照明をオンにして部屋を明るくする
  • 電気代が安い時間帯に自動でモバイルバッテリーなどを充電する

照明の操作はスマートプラグの王道の用途。Tapoアプリは時間指定だけでなく日の出や日没に連動しての操作も可能なので、日が暮れたら灯りを点けるといった操作もできるのが特徴です。

また、電気代が時間帯によって変化する電力会社を契約している場合、モバイルバッテリーや充電池、コードレス掃除機のように充電を特に急がない電化製品を電気代が安い時間帯に充電するよう設定すれば電気代の節約が可能。

私が現在使っているLooopでんきは最近は平日の11〜14時頃にオフピークとなる事が多いので、USB充電器を繋いだTapo P110Mをこの時間帯のみオンにする設定にする事で安い単価の時間帯に充電を行う事ができます。

IFTTTを使えばリモートボタン的な用途も可能

Webサービスやスマートホーム製品などを相互に接続して連携させる事ができるサービス「IFTTT」にTapoを連携させる事で、他のサービスからの連動でTapoのスマートプラグをオン・オフ操作できるだけでなく、Tapoのスマートプラグのオン・オフに連動して他のスマートホーム製品を同時に動かす事も可能。

ルームランプが接続されたTapo P110Mをオンにするのと同時にスマートリモコンでシーリングライトをオンにして複数の照明を同時に操作したり、P110Mをスイッチとして使って他のスマートホーム製品を操作したりといった応用も可能です。

他のサービスからオン・オフ操作をできるスマートプラグは多いですが、スマートプラグ自体のオン・オフ操作に連動して他のサービスも操作できるのはTapoのIFTTT連携の強みとなっています。

また、IFTTTはスマートフォンのGPSをトリガーにする事もできるので、以前ロボット掃除機を外出と連動して開始させる記事で紹介したように、外出時に自動でTapoに接続した照明を落とすといった使い方も可能。外部連携が強力なため、応用性が幅広い製品となっています。

なお、スマートプラグでの電気ストーブのような火災の原因となる製品の遠隔操作は電気用品安全法によって禁止されているので組み合わせる電子機器の選定には注意が必要です。

アナログな電化製品の操作&電力計測ができる2in1製品

Tapo P110Mは照明器具などのオン・オフのみのシンプルなアナログな電化製品をスマートホームに組み込む事ができるスマートプラグとして十分な性能を持ちながら、使用電力のモニタリングもできるという付加価値が加わった2in1な製品。

スマートプラグ部分はTapoアプリ・Alexa・Google Assistant・IFTTTでの操作に加えて近年普及し始めたMatter規格にも対応したモダンな仕様となっており、スマートホーム構築用に導入するスマートプラグとして申し分無い性能です。

電力のモニタリングも使用量だけでなく金額の計算もでき、実際具体的にどれくらいの電気代が掛かっているのかイメージしやすい仕様。オン・オフのスイッチを使わずともこちらの機能だけでも導入して良いと思える利便性ではあるものの、PCなど不用意に電源を落としたくない製品の使用電力をモニタリングする場合はオン・オフできないようにロックする機能が欲しいと感じました。

全体的に完成度が高く、母体が大手TP-Linkの製品という事で規模的に今後サービス終了で使えなくなるリスクも少ない点もスマートホーム製品としては大きなポイントです。

Tapo P110はAmazonにて1個パッケージが1,601円、2個パッケージが2,700円。活用の幅が広く、スマートホーム構築をしたい方だけでなく日々の電力の使用量を把握したい方にもおすすめのアイテムです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のサイト作りと愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブとカフェ開拓。2022年1月1日からガジェットVtuberとしてYouTubeも始めました!