SIMフリーiPhone 5sをApple StoreのGenius Barで修理するとSIMロックがかかる事案が発生

国内のAppleオンラインストアで販売開始されたSIMフリーiPhone 5s/iPhone 5cですが、Apple Storeで修理を行い代替品に交換してもらったところ、SIMロックがかかってしまった事例が報告されています。


Twitterの@ken7753さんの書き込みによると、Appleオンラインストアで購入したiPhone 5sに不具合があったため一度Genius Barで修理を依頼したところ代替機と交換になり、それをドコモのMVNOであるOCNモバイルONEのSIMカードでアクティベーションしたところドコモにSIMロックがかかってしまい、auのSIMカードで利用不可能となってしまったとのこと。

また本人がAppleに問い合わせたところ、iPhoneは最初のアクティベーションに利用したSIMカードのキャリアにSIMロックがかかる仕様のため、SIMロックのかからないキャリアのSIMカードでアクティベーションをする必要があるとの返事を受け取ったそうです。

しかし、当方がAppleオンラインストアで購入したiPhone 5sはauのSIMカードでアクティベーションのにも関わらずSIMロックはかからず3キャリアで利用できているため、今回確認された「最初にアクティベーションに利用したSIMカードのキャリアにSIMロックされる」仕様はアップルストアの在庫特有のものと見られます。というのも、Apple StoreはiPhoneに関しては同一モデルのためキャリアごとに在庫を分けておらず、アクティベーション時点でキャリアにSIMロックを施す仕組みになっているとのことで、これが今回のSIMフリーiPhone 5sの交換品にも適用されてしまった形と見るのが妥当なのではないでしょうか。これが想定されている仕様なのかは分かりませんが、初回購入時にはかからなかったSIMロックが修理品ではかかってしまうのは理不尽に感じます。

対策

verizon-sim

このSIMロックを回避する方法としては、今回のAppleの返答を見る限り初回アクティベーションでSIMロックのかからないSIMカードを挿入するしかないようです。今後SIMフリーiPhone 5s/5cが故障してアップルストアのGenius Barで修理してもらう場合は国内SIMでなく、Verizonや3など海外のSIMロックが施されていないキャリアのSIMカードを持ち込んでアクティベーションするのが安全なのではないでしょうか。

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また、Appleオンラインストアから購入して14日以内であれば返品・返金の申請を行う事ができます。この期間内に不具合が発生した場合はGenius Barで修理依頼をせず、返品依頼をした方が良いでしょう。

返品・返金 – Apple Store (Japan)

追記:交換品がAppleに登録されてから30分以内にアクティベーションをするとSIMロックモデルとして登録されてしまうため、交換されてから30分以降であればSIMロックがかからないとの情報もありました(未確認)。もし国外のSIMカードが手元に無い場合、30分以上待ってからアクティベーションするのがいいかもしれません。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。