今朝AppleのWWDCで発表されたiPhone、iPad、iPod touch用の最新OS「iOS 7」の新機能を紹介します。
一新されたデザイン
iOS 7は従来のiOSのデザインから一新し、従来のアイコンにあった三次元的な光沢は無くなりフラットでシンプルなものになりました。また、キーボードや通知センターなどの画面などでは半透明の表現が多く使われています。
Control Center
画面下から上にスワイプする事で、WiFiやBluetooth、画面回転ロックなどのトグルや、画面の明るさ、音楽の再生、AirDropやAirPlay機能などが呼び出せるようになりました。ロック画面から呼び出す事も可能です。また、下部のショートカットからフラッシュをオンにして懐中電灯にする事もできるようになりました。
通知センター
新しい通知センターは一日の予定を表示したり、見逃した通知を一覧するなどの機能が追加され、ロック画面からも呼び出す事ができるようになりました。
マルチタスク
新しくなったマルチタスクは、画面のプレビューが横に並ぶ表示になり上スワイプでタスクが終了できるAndroidライクな操作に。また、バックグラウンドのアプリはWiFi接続時に自動で情報をアップデートする事が可能になりました。
カメラ
カメラアプリは正方形サイズでの撮影モードが追加され、フィルタが適用可能に。Instagramライクな撮影がプリインストールのカメラで可能になりました。
写真
新しい写真アプリは撮影場所や日時で自動で分類表示できるようになりました。
AirDrop
Macに搭載されていたAirDropがiOSにも登場しました。近くの人と簡単にファイルを送受信する事ができます。
Safari
Safariのデザインも一新し、タブの表示方法も新しくなりました。また、Twitterで友達が共有したURLも一覧表示する事ができます。新しいOS X Mavericksを搭載したMacとiCloud Keychainでパスワード同期する事もできます。
iTunes Radio
iTunesにラジオステーションが開局しました。
Siri
iOS 7でSiriも強化されました。SiriからWiFiやBluetoothのトグルができるようになりました。
App Store
自分の近くで多くダウンロードされているアプリが見れるようになりました。
iPhoneを探す
iPhoneを探すアプリが強化され、無くした場合ロック画面から自分に電話をかけたり、ワイプしたiPhoneが見つかった場合簡単に復元したりできるようになりました。
機能面ではトグルやマルチタスク管理などがAndroidを追従する形で大幅に強化されました。デザインの変更はかなりの賛否両論がありそうですが、iOSのアップデートとしては歴代最も見た目が変わったアップデートである事は間違いないでしょう。開発者向けのβ版は本日から、一般向けの公開は秋からとなります。