新たにRetinaディスプレイを搭載したiPad mini RetinaディスプレイモデルをiPad Airとの比較を中心にフォトレビュー、検証したいと思います。
早速iPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルを並べたところ。今年はデザインも統一され、フルサイズのiPadが小さくなったこともあり、2機種の見た目の差は縮まっています。
今回miniはWiFi版、Airはセルラー版のために上部のアンテナ部分に差異がありますが、どちらもWiFi版は上部は金属、セルラー版は本体色に合わせたプラスチックで覆われています。
今回Airが軽量化・小型化され、miniが高解像度・高性能化したことによって2機の差が大幅に縮まりました。しかしベゼルなど細部に目を向けてみるとAirはベゼルで本体を持てるように指の幅分のスペースが確保されている一歩でminiは片手での操作性や取り回しやすさのためにベゼルがかなり狭くなっているなど、コンセプトが大きく違う2台であることがわかります。
ベンチマーク結果もほぼ横並びで、スペック・価格面では2台とも今年のモデルでほぼ並んだことにより、今年の2台の選択肢はエントリーモデル・ハイエンドモデルではなく、ほぼ利用スタイルによって決定されるものになったと言えます。
より軽く取り回しやすくなった大型のiPad Airと、小型ながら劣らない性能を手に入れたiPad mini。今年はどちらも完成度が高く甲乙付け難い名機に仕上がっています。ざっくり言ってしまうと、より迫力のある大画面でじっくりメディア鑑賞やクリエイティブな作業をしたい場合はiPad Air、モバイル環境でアクティブに取り回せるインターネットマシンが欲しい場合はiPad mini Retinaディスプレイモデルがおすすめです。
ちなみにこのエントリは移動中にiPad miniで書いていますが、このような写真が多い記事の編集も難なくサクサクこなせるのは今年の大幅なスペックアップのおかげと言えます。というのも、今回のiPad mini RetinaディスプレイモデルはA5チップ→A7チップ変更されていますが、これはiPad 2(A5)→3世代目iPad(A5X)→4世代目iPad(A6X)→iPad Air(A7)と同等の3世代分に匹敵するスペックアップと言うとその凄まじさが分かるでしょうか。
大幅に外装が軽量化されたiPad Airと大幅に性能がアップしたiPad mini。非常に悩ましい選択肢です。また、SIMフリー版は国内全キャリアで使える事が確認できており、外出時に使うのであればオススメです。