iOS用のベンチマークアプリ「Geekbench 3」を利用してiPad AirとiPad mini Retinaディスプレイモデルの処理性能を比較してみました。
iPad Air
1.38GHzのデュアルコアA7プロセッサを搭載するiPad Airはマルチコア時で2683のスコアを記録。
iPad mini Retina
対するiPad mini Retinaは2486。
同じA7プロセッサですが、1.28GHzと若干クロック数を下げて駆動するようになっています。
同じA7プロセッサですが、1.28GHzと若干クロック数を下げて駆動するようになっています。
なお、同じA7プロセッサを搭載したiPhone 5sは1.29GHz駆動で2563を記録。3機ともあまり大きく差のでない結果となりました。以前は同世代のiOS機でも機種によってプロセッサを分けて性能を分散させてきたアップルですが、今年からiPhone 5c以外の製品(iPad Air、iPad mini Retina、iPhone 5s)の処理性能を統一してきたようです。
スマートフォンやタブレットの全体的なCPUの処理性能の向上によって以前のようにスペックが画面の動作の体感速度に大きく影響する事がなくなってきました。頭打ちしたスペックを横並びにした事によって、多くのユーザーが同等の環境でアプリを動かす事になり動きに差が出にくくなるため、アプリやコンテンツ制作者にとってはちょっとした朗報かもしれませんね。