本日行われたGoogleの開発者向けイベント「Google I/O」の概要を紹介します。
Android L Preview
Android 4.4 Kitkatの次期バージョンとなるAndroid 5.0 L Previewを発表。
Material Design
Googleの提案する新しいデザイン志向「Material Design」の紹介。フラットな色使いに、影を使った奥行きの表現、なめらかな60fpsのアニメーションが特徴。次期Androidの「L」より採用され、Googleの提供するWebアプリケーション作成ライブラリの「Polymer」を通してWebアプリでも利用可能に。
ロック画面から通知を確認可能に
iOSのようにロック画面から通知を確認可能に。通知に対してアクションを行う事もできます。
通知のポップアップに対応
ゲーム中に着信を受けてもポップアップが表示され、電話を取る事も拒否する事も可能に。
マルチタスクがアプリ内の項目にも対応
マルチタスクのデザインが変更され、Chromeで開いた個別のタブなども表示されるように。
ART
VMをDalvikからARTに変更したことにより処理速度が2倍になり、64bitにも対応。
Battery Saver
CPUをダウンクロックするなどの最適化で電池持ちを伸ばすBattery Saverモードを搭載。
Android Wear
Android Wearプラットフォームの発表。正方形と円形のディスプレイに対応し、日本でもLG G WatchとSamsung Gear Liveの2種類がGoogle Playで直接購入可能に。円形のMoto 360は現在発売日は未定。
Android Auto
車と連携するAndroid Autoを発表。運転中に音声操作のみでGoogle MapsやPlay Music、メッセージの返信などが利用できます。
Android TV
TV向けのAndroidプラットフォームも発表。Google TVと違い、ゲームも出来ます。
Chromebook
Androidでロック解除ができるなど連携を強化し、Androidアプリの利用も可能に。
Google Docsで直接Officeファイルが編集可能に
Gmail等で受け取ったWordなどのOfficeファイルを直接Docsで編集、そのままの形式で保存して返信可能に。
Google Drive for Workが月$10で容量無制限に
企業向けのDrive for Workが月$10で容量無制限に。
先日のiOS 8を発表したAppleのWWDCと比べると随分盛りだくさんな発表でしたが、新しいデザインやウェアラブルの充足は楽しみですね。AppleのCarPlayに対抗したAndroid Autoも発表されましたが、AppleもAndroid Wearに対抗したウェアラブルデバイスを発表しないか気になるところです。