blog of mobileによると、7月30日付けでFCCを通過した「PM-0807-BV」がSoftBank網のAXGPに対応している事が判明しました。
通信方式はAXGP(TD-LTE) 2500(B41) MHz, FDD-LTE 2100(B1)/1800(B3)/900(B8) MHz, W-CDMA 2100(I)/900(VIII)/850(V) MHz, GSM 1900/1800/900/850 MHzに対応することが判明している。
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TD-LTEのBand 41はSoftBank 4G、FDD-LTEのBand 1はSoftBank 4G LTEとしてサービスイン時から提供されている電波で、Band 3はイーモバイルLTE網を利用したSoftBank 4G LTE、Band 8は春から導入されたプラチナバンドを利用したSoftBank 4G LTEの周波数である事から、この機種はSoftBankグループ向けに投入される事が分かります。
Xperiaシリーズのスマートフォンは現在国内ではドコモとauで販売されていますが、SoftBankも取り扱うとなるとiPhoneやAQUOSと同じく三大キャリア全てが同じブランドを持つ事になります。
また、過去にソニーモバイルはソニーエリクソン時代にXperia miniからXperiaブランドを取り払った「Sony Ericsson mini」をイーモバイルから販売した事がありますが、最近のDIGNO T 302KCのようにSoftBankグループ内で実質SoftBank端末をY!mobile(旧イーモバイル)にて販売するケースもあるため、そうなった場合はイーモバイル系列としては実質2代目のXperiaとなります。
2015年に控えたSIMロック解除義務化前のためSoftBankから販売された場合SIMロックがかけられる可能性は濃厚で、Y!mobileブランドで販売される実質SoftBank端末のDIGNO T 302KCがSIMロック付きである事からSoftBankグループから発売される場合はSIMロックは避けられないものかと思われます。
歴代のauのXperiaシリーズのようにグローバルのアンロックコードでSIMロック解除が可能になる可能性もなきにしもあらずですが、SIMロック解除を行いドコモとauで利用する場合は対応周波数が限られてくるため注意が必要です。
グローバル版のXperia Z2はこっそり技適を通過していたり、かつてSoftBankのみで販売されていたiPhoneが3キャリアで解禁された直後にSIMフリー版のiPhone 5s/5cがApple Storeで販売開始された事もあったりと、この流れでソニーモバイルも3キャリアに解禁されたXperiaをSIMフリーで販売してくれると面白いかもしれないですね。