本日発表されたiPhone 6とiPhone 6 Plusですが、日本のキャリア各社のVoLTE/CA(キャリアアグリゲーション)対応状況がケータイWatchにて公開されました。
iPhone 6/iPhone 6 PlusはLTE網での高品質の通話サービスであるVoLTEと、複数の周波数の電波を束ねて高速通信を実現するCA(キャリアアグリゲーション)を新たに搭載しています。各社の対応状況は以下のとおり。
NTTドコモ
ドコモは既にVoLTEをサービスインしており、Androidの最新機種で対応済み。ただ今回のiPhone 6/6 Plusに関しては発売当初は対応せず、広報部は「時期は未定だが、アップルと協力しながら対応を進めたい」とコメントしています。キャリアアグリゲーションについてはドコモからはサービスイン自体がアナウンスされていません。
au
一方のauはCAで先陣を切っており、Androidの最新機種でサービスイン済みで、iPhone 6/iPhone 6 Plusは発売日からCAが利用可能。更にiPhone 6/iPhone 6 Plusで新たに対応したBand 41に相当するWiMAX 2+も発売日から利用でき、データ通信ネットワーク面ではCA+WiMAX 2+と他社と比較すると有利になっています。VoLTEに関しては年内にサービスイン予定なものの、iPhone 6/iPhone 6 Plusで利用可能かは未定とのこと。
SoftBank
ソフトバンクは今回新たにiPhone 6/iPhone 6 Plusで対応したBand 41に相当するSoftBank 4G(AXGP)が発売日から利用可能。CAに関してはFDD-LTE側で2015年以降にサービスイン予定で、VoLTEに関してはサービス開始時期が未定となっています。
各社の対応状況を見る限り、発売日こそは未対応なものの最速でVoLTEを使いたければドコモ、CAやWiMAX 2+を含む最強のデータ通信網を使いたければauといったところ。ドコモ版が発売日からVoLTEに対応しないのはVoLTEとカケホーダイの組み合わせの使い勝手を期待するキャリアだけに残念なところです。各社最新の技術を横断的に楽しみたければSIMフリー版も良いかもしれません。