中国で販売されているAndroid端末は中国のインターネットのファイヤーウォール「金盾」によってGoogleが遮断されている事もあり、Google系のアプリが入っていません。今回紹介する「GMS安装機」はそういった中国版の端末にもGoogle系のアプリが導入できるツールです。
導入を確認できたのは以前レビューしたHTC One (E8)の中国移動(China Mobile)版。中国現地で購入したキャリア版の端末のため、Google Playは導入されていませんでした。
インストール方法
プリインストールされているマーケットアプリ(HTCの場合HTC Market、Baiduなど)にて「GMS安装器」と検索すると上記のスクリーンショットの下から二番目のようなAndroidアイコンのアプリが出てくるので、これをインストールします。
文字入力が現地のキーボードでやり辛い場合はSimejiと検索して一旦IMEを入れ替えるとやりやすくなります。
手順
アプリを起動して指示に従って進むと200MB弱のGoogle Play系のアプリを一括ダウンロードし始めるので暫く待ちます。中国現地の回線では場所によっては厳しいかもしれません。
ダウンロードが終わると電話アプリが立ち上がるので、指示のとおり「*#*#442#*#*」と入力します。
以上でGoogle系のアプリのインストールが終わり、普通にGoogle Playからアプリがインストール可能になります(ただし中国国内からはGoogleが遮断されているので利用できません)。
なお、本アプリの使用にはroot権限も不要なのでお手軽に実行する事ができます。また、一度導入したGoogleのアプリは初期化後も残るようです。