Ankerから先日新発売された60W 6ポートUSB急速充電器の実機が届いたのでレビューしていきます。
今回新発売された60W 6ポート USB急速充電器は以前レビューした従来の40W 5ポート急速充電器の上位モデル。名前のとおり、出力上限が12Aに上がりポートが1個増えています。
パッケージは今回はお菓子の箱のように横に破るタイプとなっています。
他のAnker製品同様、18ヶ月の保証付き。
箱を開けると「Thanks for Choosing Anker!」のメッセージ。
こちらが本体。白は光沢感のある質感。
USBポートは6ポート用意されています。
付属品は電源ケーブルのみ。
5ポートモデルとの比較。分厚さは変わらず、USBポート1つ分幅が広くなり、奥行きも少し増えています。
また、今回から充電器自体に通電しているか確認できるLEDを搭載。
PowerIQの自動出力調整を試す
本製品にはPowerIQテクノロジーという、機器によって出力を自動調整してくれる機能が搭載されています。今回USB簡易電圧・電流チェッカーを使って出力をチェックしてみました。なお、microUSBケーブルは先日レビューしたAnkerのmicroUSBケーブルを利用しています。
iPad Airを接続したところ。2.23Aと表示されており、最大2.4A対応のiPadを急速充電できています。
iPhone 5sは0.96A。
iPhone 6は1.25A。
Nexus 7 2012年モデルは0.81A。
通常は純正のACアダプタが必要なPlayStation Vitaも今回から対応し充電可能に。出力は0.94A。
Xperia Z3 SOL26は1.45A。
Xperia Z3の純正卓上ホルダを介して充電すると1.46A。microUSBとほぼ同等です。
以前レビューしたXperia専用マグネットケーブルでの充電も同様に1.46A。
同じマグネットケーブルでも旧機種のXperia Z1 fでは1.28Aとなっています。
Nexus 5は0.95A。
先日レビューしたOmakerのモバイルバッテリーは0.58A。2.1A出力に対応しつつも本体の充電が遅いのはモバイルバッテリー選びにおける意外な盲点なので、要チェックな項目です。
先日レビューしたインテル入ってるタブレット2 Si02BFは0.96Aでした。
どの機器も概ねそれぞれの規格上限に近い出力で充電できており、自動調整されるためにUSBポートを選ばなくても良いのは楽ですね。
今回USBポートが5ポートから6ポートに増えただけでなく出力合計の上限が8Aから12Aに大幅に増量され、LEDインジケーターが追加、PlayStation Vitaが充電可能になったりと、細かい改善が施されていてUSB充電器の決定打としては申し分無い性能となっています。
余談、Ankerからは急速充電に対応した安価なmicroUSBケーブルも販売されていますが、これだけポート数が多いと取り回しが大変なので、是非取り回しやすいショートケーブルも取り扱ってほしいところです。