Ankerから発売された多機能なMagSafeアクセサリ「Anker 620 MagGo Phone Grip」を早速購入して使ってみたので、実際の使用感などを書いていきます。
Anker 620 MagGo Phone Gripは6月8日に発売されたAnkerの新しいMagSafeアクセサリ。iPhone 12以降のMagSafeに対応したモデルの背面にマグネットで装着でき、バンドの部分の磁石で様々な場所に固定したり、スタンドとして使ったり、スマホリングとして使える多機能な製品。
ブラック・パープル・ホワイトの3色展開で、価格は2,990円。
今回は「パープル」を買ってみたので、実際の見た目や固定して便利だった位置、使用感などを紹介していきます。
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「6シリーズ」を強調したパッケージ
パッケージは最近の他のAnker製品と同様に非常にシンプルで、Series 6の数字が目立つ外観。Anker 620 MagGo Phone Gripはその名前のとおりナンバリングが「6」系列の製品で「Anker独自の新しい体験に注目したシリーズ」と位置づけられている製品群の新作。
過去のシリーズ6製品としては以前レビューしたAnker 621 Magnetic BatteryなどMagSafeによるマグネット&ワイヤレス充電の利便性を備えたモバイルバッテリー、ポータブル電源の充電に使える最大100Wの高出力を備えたソーラーパネル充電器Anker 625 Solar Panel、10台までの充電に対応したケーブル内蔵多機能充電器Anker 647 Charging Stationなど、挑戦的な製品がラインナップされています。
今回のAnker 620 MagGo Phone Gripもシリーズ6ということで、Ankerの位置付け的にはAnker独自の新しい体験ができる製品という事で、期待が高まります。
620 MagGo Phone Gripの外観
こちらがAnker 620 MagGo Phone Gripの外観。形状としてはスマートウォッチをデフォルメしたような感じで、以前購入したApple WatchのUNIQバンドにルックスはとても近いです。
質感としては同じマットで全体として統一されていますが、バンド部分はソフトなシリコン、MagSafeマグネット部分はハードなプラスチックという感じで触った感触が異なります。
スマートウォッチのバンドのように背面に折り返してリングにする事ができ、強力なマグネットでこの位置で固定できます。そのままスマホリングとして指を通して固定しても簡単には解けません。
この状態でスタンドとしても運用できる安定感。
実際iPhone 14 Plusのパープルに装着してみたところ。iPhone側と比べるとくすみが強く寒色寄りのパープルカラーです。
スタンドとして使ったところ。iPhone 14 Plusのような大型サイズのモデルだと角度は少し寝てしまいますが、卓上で使うには十分使える角度。
伸ばしてもiPhone 14 Plusに収まるサイズです。
色々な場所にマウントしてみた
それでは実際に家の中で色々な場所にマグネットでマウントしてみます。
金属ラックのポール
金属製のラックのポールにマウントしてみたところ。磁力が強い上に平面のポールだけあり、かなり安定感があります。製品ページではトレーニング器具のポールにマウントしている写真がありましたが、こういった固定をしながらトレーニング動画・アプリを使うのは鉄板の使い道でしょう。
またAnker 620 MagGo Phone Gripの磁力は強力なため、平面ではない円柱のポールにマウントしても動画視聴といった用途では問題ありませんでした。磁石の付く金属のポールであれば場所を選ばす設置できるのは便利です。
カーボン三脚
磁石の付かないカーボン・プラスチック素材の三脚のポールにも、ある程度の細さであれば巻きつけて固定する事ができました。カメラの撮影時にモニタリング用にiPhoneを設置したり、上下の角度は調整できないもののiPhone本体で撮影したりといった用途にもある程度使えそうです。
浴室・キッチンの壁・冷蔵庫
個人的にお気に入りの用途が浴槽やキッチンの壁、冷蔵庫へのマウント。かなり安定感があり、壁から浮き出た形でマウントでき、タッチ操作も快適。
縦横どちらにもマウントできるので、横置きで横長動画を全画面再生したり、縦長でショート動画やコメント欄を含めた配信を表示しっぱなしにしたり、Discordで通話したりといった幅広い用途で快適に使えました。
玄関のドア
先日SESAME5を設置した玄関にも安定して固定できました。玄関先で靴のメンテナンスをしたりする時間にも動画やBGMを流すのに使えそうです。
両面磁石で着脱できるのは便利
Anker 620 MagGo Phone Gripを使って思ったのは、壁⇔本製品の着脱が磁石で出来るのはもちろん、MagSafeによりって本製品⇔iPhone本体の着脱もできるため、この使い分けが自由にできる両面磁石が思いのほか便利だということ。磁力によるマウントが欲しい時だけ装着して家の中で好きなところに貼り付けて便利に使える一方で、必要無い時は外してiPhoneが使えるので邪魔になりません。
ただ磁石という製品の性質上、持ち運びの際は財布と重ねてクレジットカードの磁気ストライプに影響が出ないように気を遣う必要がある場合があるかもしれません。
MagSafeアクセサリは今までも色々と試してきましたが、このAnker 620 MagGo Phone Gripはありそうで無かった製品で、MagSafeのメリットを上手く活用している上に汎用性も高く、MagSafeアクセサリとしておすすめ度は高いアイテムだと感じました。