iPhone 6から新たに採用されたラウンドガラスですが、従来機種では守られていた端の部分から落としてしまうと一気に割れてしまうという事を身をもって体験しました。
付けていた保護ガラスを剥がしてみると、なんと保護ガラスの方はほぼ無傷。端のラウンド部分を保護しないガラスを付けていても、端の部分から落としてしまうと何ら保護性能が無い事を改めて実感します。今回は以前レビューして以来愛用しているiPhone 6ケースの中でも最も薄手な部類のレザーケースをつけていたこともあり、画面端の部分は一切保護していない状態だった事も運が悪く、ちょうどiPhone 6がノーガードの部分がクリーンヒットしてしまった形となります。
落とす日の朝まではSpigenからiPhone 6s用に新規開発され発売され、保護性能の割に持ちやすく気に入っていたラギッド・カプセルを使っていたのですが、気分でレザーケースに付け替えてしまったのが運の尽き。ラギッド・カプセルであれば画面端の部分も盛り上がっており保護されていたので、今回のような事にはならなかったのではないかと思います。
修理の方法・費用
去年の時点ではiPhone 6のディスプレイ部分のガラスの修理は12,744円と以前記事を書きましたが、現在は値上がりしており12,800円の税込13,824円。AppleCare+に加入している場合は7,800円で修理できますが、現時点では総額では未加入の方が安い状態となっています。
なおiPhoneの他のモデルの修理費は以下のとおりとなっています。
iPhone 6s Plus:16,800 円
iPhone 6s、 iPhone 6 Plus、iPhone 5s、iPhone 5c、iPhone 5:14,800 円
iPhone 6:12,800 円
正規代理店で本体ごと交換するのではなくiPhone 6の画面のみを上記の価格で修理するためには、修理センターに送って修理してもらう方法と、Apple StoreのGenius Barに持ち込んで修理してもらう方法があります。前者は手元に修理品が届くまで1週間ほどかかるため、Apple StoreのGenius Barで修理してもらうことにしました。
Genius Barは当日利用も可能
以前まではApple StoreのGenius Barはオンラインからの予約登録が必須でしたが、最近は店頭で別途当日枠が設けられており、朝早く行けば当日修理してもらう事も可能となっています。
列に並んでカウンターに案内されると、事前にiPhoneのバックアップを取ってある事を確認され、iPhoneを探す機能をオフにすることを促されます。実際に画面の交換は何度か経験していますが、データが削除されるという事は通常はありません。バックアップは念のためといったところです。
今回Apple Store名古屋栄のGenius Barを利用しましたが、朝10時開店にも関わらず、開店前からiPhone修理の列が出来ていました。ちょうど10時頃に到着しましたが、修理の受け取りは最終的に13時になりました。
Genius Barは予約しておけば間違い無いのですが、急ぎの場合で当日修理を狙う場合は開店時間までにApple Storeに行くのが良さそうです。
保護ガラスだけでは画面割れ対策は不十分
今回実店舗のAppBankで販売されている通常の保護ガラスを店頭で貼り付けてもらい、以前レビューしたレザーケースを付けていましたが、この組み合わせでは落下時の画面破損に対しては無力という事を痛感しました。iPhone 5sまではラウンドガラスが採用されていなかったため保護ガラス+薄手のケースでも落下時に画面が割れる事はそうそうありませんでしたが、やはりラウンドガラスのラウンド部分が露出しているiPhone 6では落下時にどうしても割れてしまうようです。
そのため落下時にガラス部分を保護するためには縁の部分が盛り上がっているケースを選ぶのが重要なのではないでしょうか。ひとまずスペースグレイのiPhone 6は、先日レビューしたiPhone 6s用のラギッド・カプセルを装着して使っています。耐衝撃ケースはゴツゴツしていて持ちづらい印象がありますが、このケースは耐衝撃系ケースの中では実際に手で持つ部分がスリムに仕上がっており、かつ画面の外周の部分は本体より盛り上がっているため落下時に直接ガラスが地面と触れないようになっています。保護ガラスに関してはiPhone 6発売から日数を経て全面保護系が増えてきましたが、エッジ部分にシリコン素材を利用したPRO GUARD CRYSTAL GLASS Silicon edge 3Dの評判が良いので買ってみようと思っています。
万が一落としてしまった際には派手に割れてしまうiPhone 6。ビジュアル的にかなりショッキングなので、破損を予防するという意味でのケース選びにより慎重にならざるをえない出来事でした。iPhone 6sは外装が強化されているとのことですが、万が一の落下時に備えたケース選びをしたいところです。