本日発売となったHTCのSIMフリースマートフォン「Desire EYE」と「Desire 626」ですが、SIMカッターを用いてサイズ変更したSIMカードは挟待って抜けなくなる恐れがあるので注意が必要です。
HTC Desire EYE/HTC Desire 626のSIMスロットは本体横からスライドさせる方式。更にHTC Desire EYEに関しては防水なので、スロットにパッキンが付いています。SIMカードのサイズはnano SIM。
同梱されているマニュアルを見ると、nano SIMよりも大きなmicro SIMや通常SIMをSIMカッターなどを用いてnano SIMサイズにカットした場合、通常のnano SIMよりも厚みがあるためにSIMスロットに挟まる恐れがあると注意書きが記載されています。
確かにnano SIMは従来のフルサイズのSIMカードと比べて厚みも削られているため、SIMカッターでサイズを合わせただけでは厚みがあり、SIMスロットの相性によっては挟まる事例は今までも報告されてきた問題。今回HTCはわざわざ丁重にマニュアルにその旨を記載しているので、この機種はその問題が発生しやすいものと見られます。SIMカードを自力で切って使おうと思っていた方は注意が必要です。なお、自分はSIMカードをnano SIMサイズに切って利用する際は必ずサンドペーパーなどで厚みを合わせてから挿入しています。どうしてもSIMサイズのサイズ変更の手数料を払いたくないという方は、念入りに厚みも削ったほうが良いでしょう。
なお、HTC Desire EYEとHTC Desire 626はSMS非対応のデータSIMだとアンテナピクトが出ない問題があるため自分は楽天モバイルの音声SIMをnano SIMに再発行しようと思ったのですが、楽天モバイルはSIMカードのサイズ変更に4000円もかかるMVNOだと知って断念。かなりぼったくりなので、それであれば半年間無料になるキャンペーンを実施しているmineoで事務手数料3000円を払ってSMS対応SIMカードを新規開通したほうが安いですね。
ともあれ、HTC Desire EYE/HTC Desire 626を使う予定であればSMS対応のnano SIMカードを最初から発行して使うのが吉です。購入してすぐSIMスロットを壊してしまうような悲劇は避けたいものです。