先日購入した27インチiMac Late 2015用に海外から輸入したメモリを増設したところ、快適すぎて記事にするのをすっかり忘れていたのでそろそろちゃんと書きます。すいません。
電源ボタンを押すと特に特別な操作無しに問題なく立ち上がりました。左上のAppleメニューから「このMacについて」を開くと、無事メモリが8GB(4GBx2)から24GB(4GBx2+8GBx2)になっていることがわかります。
iMac 5K 2015年モデルのメモリ選びの注意点
iMac (Retina 5K, 27-inch, Late 2015)は例年モデルと同じSO-DIMMサイズなものの、クロック数が1600MHz(PC3-12800)から1867MHz(PC3-14900)に上がっており、これに対応したメモリでなければ増設できないマシンとなっています。本体発売直後の現時点では筆者のように海外からOWC社のものを輸入するか、秋葉館や楽天市場などでiRam社のものを購入するかといった選択肢となっています。前者は安上がりなものの、最安の送料だと今回のように配送に2週間程度かかるのがネック。なお、差額は縮まりますがより早い配送方法も選択可能です。国内の販売拠点であれば1日で手に入るので、急いでいる場合は国内の店舗の方が良さそうです。
今回OWCからの輸入は8GBの2枚セット(合計16GB)で17,038円(137.49ドル)でしたが、秋葉館の場合は8GB11,772円x2枚で合計23,544円。時間はかかりましたが、輸入が圧倒的に割安となっています。
実際にメモリを増設した体感としては、非常に高速でパワフルになりました。メモリ不足だった分は元々高速なSSDでスワップしていたので8GBでも通常の作業に支障はありませんでしたが、24GBに増えたことで8GBでは不可能だった仮想マシンをガンガン動かしたりといった用途も可能に。5Kの広大な作業領域をより有効活用できるようになりました。ただ、メインブラウザとして使っているGoogle Chromeがあるだけメモリを持っていく挙動が見られ、タブを多く出してブラウジングしていると8GB以上のメモリを占領していました。他に使うつもりがないのであれば空いているメモリを有効活用してくれるのはありがたいですが、メモリを増やせば増やすほどChromeのメモリの大食いっぷりを体感する事になるようです。いずれ8GBx2のセットをもう一度買い足して純正4GBx2のスロットに置き換えて32GBに増設する予定ですが、そうなるとChromeがどれほどメモリを大食いするのか、恐ろしいながら気になりますね。
RAMの輸入は初体験でしたが、特にトラブルに見舞われる事もなく、スムーズに増設することができました。作業自体も非常に簡単なので、iMacをこれから購入する方は増設前提で8GBモデルを選ぶと大幅に予算が削減できてオススメです。なお、2015年のiMacは4Kディスプレイの21.5インチモデルはオンボードメモリとなっており、増設不可。メモリ増設前提であれば27インチの5Kディスプレイモデルを選びましょう。なお、今回メモリを輸入したOWCでは自社のメモリで16GBx4枚の64GBまで動作した報告しており、16GBの対応メモリも販売中。16GBx4枚セットで819ドル(約10万円)となっているので、超大容量メモリのiMacを実現したい方はチャレンジしてみるのも良いかもしれません。