JR東日本がモバイルSuica10周年キャンペーンの一環として、MVNOから販売されているSIMフリースマートフォンでのモバイルSuicaの利用を解禁することを発表しました。
モバイルSuica をより多くのお客さまにお使いいただき、また、さらに便利にするため、今後もサービスや
利便性の向上に取り組みます。
その一環として、2015 年12 月中旬以降、MVNO 対応のSIM フリー端末に対して、モバイルSuica のサービス
を開始します。
※サービス開始時点では以下の3 メーカー6 機種に対応する予定です。
ソニーモバイルコミュニケーションズ 株式会社 … Xperia J1 Compact
- シャープ株式会社 … AQUOS SH-M02、AQUOS SH-RM02、SH-M02-EVA20
- 富士通株式会社 … arrows M02、arrows RM02JR東日本プレスリリース(PDF)
従来モバイルSuicaは国内キャリアから直接発売されている機種のみに対応しており、対応端末以外ではGoogle Playからはダウンロード不可となっていました。そのためSIMフリー端末におサイフケータイ機能が搭載されていたとしても、モバイルSuicaだけは使えないといった状況が続いていました。モバイルSuicaは公共交通機関の支払いからコンビニ、飲食店での支払いまで幅広く対応している最も普及率の高いおサイフケータイの決済手段なため、モバイルSuica非対応というだけでおサイフケータイを搭載するメリットが半減してしまう形でした。
今回モバイルSuicaが解禁されるのはMVNO対応のSIMフリー端末6機種で、ソニーのXperia J1 Compact、シャープのAQUOS SH-M02・AQUOS SH-RM02・SH-M02-EVA20、富士通のarrows M02・arrows RM02となっています。
今までキャリアから販売されているAndroidスマートフォンを使う理由の一つとして根強い人気のあったモバイルSuicaですが、特定機種限定なもののSIMフリー市場でも「電車に乗れるおサイフケータイ」が販売される事はかなりブレイクスルーなのではないでしょうか。自分もモバイルSuicaのためにXperia Z3 Compactを愛用していますが、今後SIMフリー市場で面白い機種が発売されたとして、モバイルSuicaが発売日に解禁されていればこれを置き換えることができるので、購入のハードルは大幅に下がるのではないかと思います。