スターコミュニケーションズ株式会社より、映像伝達用途に向けて上り回線に特化したSIMカード「Starcom mobile」の提供が開始されました。
Starcom mobileは下り速度は256kbpsに抑えつつも、帯域の空いている上り回線を活用する事で月額4800円で月間40GBという大容量とリーズナブルな価格を両立したMVNOサービス。現時点ではドコモ回線を利用したDコース、au回線を利用したAコースが用意されている他、SoftBank回線を利用したSコースも準備中。料金などの詳細は以下のとおり。
月額4800円のSIMカードのみのプランの他、キャリアで販売されているデータ通信端末とセットの月額5800円のプランも用意されています。
大きな特徴として、余ったパケットは翌月に「契約者全てで」繰り越されてシェアされるという点。契約者全ての繰り越したパケットが消費され次第、当月のパケットが消費され始めます。
上りに特化したMVNOかつ、余った容量は契約者全員でシェアなど、非常に特色のあるStarcom mobile。出先での映像配信や大容量のクラウド同期などを行いたい場合は重宝しそうですが、下りが256kbpsという制限を考えると個人用途の場合は上りの速度規制の緩いY!mobileがより実用的かもしれません。