ソニーからXperia XZ、Xperia X Compactの2機種が発表されました。
Xperia XZは5.2インチのFullHDディスプレイを搭載したスマートフォン。Snapdragon 820、3GB RAM、32GB/64GBストレージ、2300万画素のメインカメラ、1300万画素のサブカメラ、2900mAhのバッテリー容量といったスペック。Xperia X Performanceとの違いは画面が5.0インチから5.2インチになり、カメラが新たにレーザーAFを搭載、3軸手ブレ補正から世界初5軸手ブレ補正に。また端子は新たにUSB type Cを採用しています。
Xperia X Compactは4.6インチの小型スマートフォン。Snapdragon 650プロセッサを採用し、4.6インチHDディスプレイを搭載。RAMは3GB、ストレージは32GB、2700mAhのバッテリーを搭載。メインカメラはXZと同等なものの、インカメラは500万画素にとどまっています。こちらもUSB type C端子を採用。
Xperia Z5からXperia X Performanceになり削られた4K動画撮影はXperia XZで復活。下位モデルのXperia X Compactは非対応。
Xperia XZがフラッグシップのXperia X Performanceの画面サイズをXperia Zシリーズの5.2インチに拡大したモデルなのに対し、Xperia X Compactは中間モデルのXperia Xと同じSnapdragon 650プロセッサを搭載し画面解像度もHDどまり、防水にも非対応といったフラッグシップからは一歩引いたポジションの機種となっています。
XperiaのコンパクトモデルはXperia ray、SX、Z1 f、Z3 Compact、Z5 Compactと常にフラッグシップモデルと同等や同等に近い処理性能を搭載したコンパクトフラッグシップを出してきましたが、Xperia X CompactはフラッグシップのX Performanceではなく下位モデルのXのコンパクト版といった位置付けとなり、ここにきてコンパクトかつハイスペックといったポジションの端末の系譜は途絶えてしまったと言っても過言ではなさそうです。
国内での取り扱いキャリアが気になるところですが、従来ドコモで取り扱ってきたXperiaのコンパクトモデルとは別路線のSnapdragon 650というミッドレンジモデル向けプロセッサ搭載ということで、もしおサイフケータイを搭載して楽天モバイルやmineoあたりのMVNOで投入されたら業界をかき回す一台になるかもしれません。