9月16日にサービス終了を予定しているEye-Fi X2シリーズをPCで利用できるようにする「X2 Utility」がリリースされました。
Eye-FiはデジタルカメラのSDカードスロットに挿入する事で、SDカード部分に保存された写真をそのままWiFi経由で他のデバイスに転送できる機能を持ったSDカード。WiFi搭載のSDカードとしてはいち早く2007年から製造しており、カメラ自体にWiFiが搭載される事が当たり前ではなかった頃からワイヤレス転送手段を提供してきました。
Eye-Fiは2016年7月7日にEye-Fi X2シリーズのサービスを終了する事を告知しており、2016年9月16日をもってX2シリーズ向けのサービスが全て終了予定。セットアップ済みのものはEye-Fiから直接スマートフォンに転送するダイレクトモードが引き続き利用できるものの、9月16日以降は新規に設定することもできず、またアプリのアップデートもされないためOSのバージョンアップへの対応の予定はありません。
インターネット越しのEye-Fiのサービスは全て終了しますが、今回リリースされた救済ソフトウェアの「X2 Utility」を使えばMacとWindowsに限り、Eye-Fi X2シリーズからのファイル転送が直接もしくはアクセスポイント経由で可能。なお、このユーティリティを使うためには既存のEye-Fiソフトウェアは全てアンインストールする必要があります。
当ブログでもEye-Fi Connect X2を長年ブログの写真転送ツールとして愛用してきましたが、サービス終了の告知を受け、改めていかに長い間お世話になってきたを痛感しています。手持ちの数あるガジェットの中でも最も愛用期間が長いかもしれません。サービス終了後の乗り換え先としては後継のEyefi Mobiか東芝のFlashAirあたりを買うか、あるいはWiFi搭載の最新のデジカメに買い換えるかといったところ。しばらくEye-FiからiPhone、iPhoneからiCloudのフォトストリーム(&Googleフォト)に流す方法から変えていないので、そろそろ写真の管理体制を根本的に見直す良い機会かもしれないですね。