本日、マイクロソフトよりWindows 7/Windows Server 2008 R2 Service Pack 1
がリリースされました。
Service Pack 1 の内容
そもそも、Service Pack(以下SP)とは、Windowsがリリースされたあと、数多くのバグや問題点に対処するための
修正プログラムを集めたもので、さらに新機能がインストールされる場合があります。
過去に配布されたWindows XP SP2などは、システムに大きな変更点を数多く与え、
Windowsユーザーを驚かせてきたりもしました。
今回リリースされたSP1の内容ですが、Intelの次世代CPU「Sandy Bridge」の命令セットをサポートする以外、
大きな機能追加はほとんどないようです。
修正プログラムについても、今までのWindows Updateで配布されていたものをまとめて提供しているだけのようです。
また、パフォーマンスが大幅に向上するわけでもなく(Vista SP1の時は驚くほど向上しましたが)、
急いで導入しなければならない、といった類のものではないようです。
これは、Windows 7の完成度がもともと高いことが理由なのでしょう。
Service Pack 1を導入する(Windows 7)
定期的にWindows Updateを実行し、システムを最新の状態に保ってきているのであれば、SP1は特に急いで導入する必要はありません。
しかし、特に避ける必要があるわけでもありません。ソフトの互換性などの問題が発生しないのであれば、インストールするべきでしょう。
導入の方法ですが、まずはSP1を入手する必要があります。
マイクロソフトの発表によると、本日2月23日からWindows UpdateとMicrosoft ダウンロードセンターで配布されるとのことですが、23時現在、Windows Updateにはまだ配布されていないようです。
配布ページからダウンロードしましょう。
{ダウンロードには正規品のWindowsが必要です。)
64bit環境ならばwindows6.1-KB976932-X64.exe、
32bit環境ならばwindows6.1-KB976932-X86.exeをダウンロードします。
このとき、ファイルは「実行…」ではなく「保存…」で必ずディスク上に保存するようにしてください。
「コンピューターを自動的に再起動する」にチェックを入れておけば、あとの操作は一切不要です。
起動中のプログラムをすべて終了させた上で、「インストール」をクリックし、実行を開始します。
あとは一時間?数時間でインストールが完了します(環境によって大幅に変化します)。
筆者の環境では一時間強で完了しました。