通常iPhoneにはストラップホールが搭載されていないため装着したければストラップホール搭載ケースを使うしかありませんが、今回紹介する「PhoneStrap」を使えば直接ストラップを付ける事ができるようになります。
今回購入したのはDisport ONE社が国内で加工してAmazonにて販売しているもの。仕組みとしてはiPhoneのLightning端子左右にあるネジを使ってストラップを引っ掛ける構造体を増設するというもので、同じ発想の製品としては実はiPhone 4の頃には既に出回っていたものです。個人的にiPhone 4の頃にこの手の金具を使ってストラップを着けていたのですが、懐かしくなって探してみたところ現在愛用しているiPhone XS Maxで使える物があったので買ってみました。
同梱品
専用ドライバーも付属するので、別途工具の購入は不要です。ミニ封筒の方に金具類が入っています。
ネジが付属しますが、先ほどの封筒の注意書きどおりiPhone 8/X世代以降はiPhoneに最初から付いているネジをそのまま流用でOK。金具の部分だけ使います。なお、金属の輪っかは金具に通す事ができますが見た目の好みで今回使いませんでした。
付属のドライバーは星型。分解修理用に出回っているiPhone修理工具などでも安価に手に入る物です。
取り付け
今回はiPhone XS Maxに取り付けていきます。iPhone 8、X、XS、XRでも手順は同じ。iPhone 7以前では同梱されているネジを使う点が違うので注意。
付属ドライバーでネジを慎重に外していきます。
抜いたネジはこんな感じ。
左右のネジを一旦取り外して金具を通して再度取り付けるとこんな感じ。なお、ケースと干渉したりする場合は上下逆にも取り付ける事ができます。
純正Lightningケーブルは干渉しませんが、幅の広いサードパーティのケーブルだと入りが浅くなってしまうので注意。
直でストラップを付けたい方にはアリな裏技
今回久々にiPhone+ストラップのアクセサリを使ってみましたが、なんだかんだストラップを引っ掛けられるのは便利。横持ちしてゲームを遊ぶ時はやや邪魔に感じたものの、ポケットの中から取り出したりといった普段使いのシーンではストラップ無しと比べると取り回しがかなり楽になった印象です。iPhoneケースを選ぶ際にストラップホール付きを条件に選ぶ方もいるのですが、もし干渉しなさそうであればこの手のアクセサリでストラップ非対応ケースでストラップを付けてみるのもアリかもしれません。
なお、下部が開口していないケースに関してはStrapperというケースの内側に挿入してLightning端子部分から出して使うストラップ装着グッズもあるので是非チェックしてみてください。このネジ穴を使ったPhoneStrapはどちらかと言えばケース無し+ストラップのスタイルに一番向いているのではないかと思います。
なお、iPhone本体のネジを外して取り付けるという製品の特性上、付けたままでは分解にあたってApple公式の修理が受けられない場合があるので修理の際は注意が必要です。
今回紹介したPhoneStrapは、Amazonにて1,350円で購入可能。ストラップホールの無いiPhoneにどうしてもストラップを付けたいという方には一つの選択肢になりそうです。