骨伝導&26gの超軽量「AfterShokz Aeropex」レビュー。圧倒的な軽快感で通話用にも最適なワイヤレスヘッドホン

骨伝導ヘッドホン「AfterShokz Aeropex」をレビュー用に提供頂き、しばらく使ってみました。


AfterShokz Aeropex公式サイト)は骨伝導ヘッドホンブランドAfterShokzのフラッグシップモデル。スリム軽量なボディが特徴で、軽快感のある装着感とクリアな音質を両立したモデルとなっています。

パッケージは写真を全面的に使ってスポーツユースを想起させるスタイリッシュなものとなっています。

開封するとまずは本体とご対面。すらっとスリムなボディが印象的です。

同梱品はこのとおり。専用のケース、専用充電ケーブルが2本、耳栓がワンセット。

AfterShokz Aeropexは耳の部分が出ていて環境音を聴きながら音が聴けるのが特徴ですが、耳栓を使って外の音を遮断しながら使うといった逆の使い方も可能。その選択肢を耳栓を同梱という形で提供しているのは感心する部分です。

専用ケースは全体を覆うため比較的大きめの感覚。ハードケースではないため100%安心というわけではありませんが、カバンの中などに入れて持ち運びたい方には嬉しい付属品。

こちらがAfterShokz Aeropex本体。上から覗いても嵩張るパーツが殆どなく、全域スリムでスマートなフォルムをしている事がわかります。

左側の骨伝導パーツには操作用のボタンが搭載されており、通常のイヤホン等と同様に1回押せば再生・一時停止、2回押せば次の曲、3回押せば前の曲といった操作が可能。

右側底面にはボリューム+(電源・ペアリングボタン兼用)とボリューム−のボタン、充電用接点を搭載。ペアリング作業も電源ボタン長押しと一般的。再生関連の操作然り、標準的なので迷いが無いのは好感触。

同時押しで3種類のEQのトグルも可能で、主に低音域の強調度が変更されます。

スペックとしては8時間の音楽再生が可能で、IP67の防水防塵対応。重量も26gと超軽量で、かつ耳に掛けて安定感があるので外に持ち出すランニング用にもぴったりとなっています。

圧倒的な軽快感で使える骨伝導ワイヤレスヘッドホン

実際にこちらの製品をしばらく使ってみた感想としては、環境音を取り入れながら音楽を聴いたり、通話したりできるのは想像以上に便利。

一般的なノイズキャンセリングヘッドホンなどを付けて音楽を聴いていると音は良いのですが、Amazonなどの通販で注文した商品の配達の呼び鈴に気づかない事もしばしば。そういったヘッドホン・イヤホンには近年外部音取り込みモードが搭載されている場合も多いですが、あえて人工的にノイズを増やしたモードを常時使ってしまうとエアコンの音など雑音が気になってしまいがちでした。

一方AfterShokz Aeropexでは元々耳が開放されて環境音を聴いている所に骨伝導でワイヤレス音声を追加するため、環境音との融合が極めてナチュラル。呼び鈴を聞き逃す事もなく、音声通話やBGM再生をそのまま生活に馴染ませる事ができました。

音質に関しては、中音域〜高音域は非常にクリア。通話に関しては文句の無いレベルで、相手の声がしっかり聞こえるのは勿論、自分の声もクリアに相手に伝わるマイクを備えています。音楽再生時の低音域は物理構造的に不得意なのは感じますがソフトウェア的な努力は感じられ、EarPodsなどのインナーイヤー型に近い音で再生ができると感じました。音漏れに関しても一般的なインナーイヤー型に近い印象。

スポーツ用途が前面的に押し出されているAfterShokz Aeropexですが、その26gの軽量ボディと締め付けの圧迫感の少ない軽快感のあるボディは自宅で長時間付けたままにする在宅ワークなどにもぴったり。特に自分の環境では、オンライン会議などの音声を聴くためのワイヤレスヘッドホンを常時着けたままでも配達の呼び鈴を聞き逃さないのは画期的でした。

AfterShokz Aeropexの価格はAmazonにて約2万円。従来のイヤホン・ヘッドホンには無い新感覚のデバイスで、超軽快な通話用・BGM用ワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを検討している方には第三の選択肢として大いにアリ。新しい形のワイヤレスオーディオデバイスとして可能性を感じる一品です。

次の記事
前の記事
アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。