iOS 5のアップデートがiPhone/iPad/iPod touch向けに配信されましたが、
同時にMacにもOS XのiCloudアップデートが配信され、
多くの新しいサービスが利用可能になりました。
iOS端末と写真を同期できる「フォトストリーム」の他に、
「どこでもMy Mac」「Macを探す」の項目も見られます。
「Macを探す」は「iPhoneを探す」でお馴染みの機能で、
iOS端末のアプリ・WebブラウザからiCloud.comにアクセスし、
自分のMac/iOS端末に遠隔メッセージ送信、サウンド再生、ロック、データのワイプができます。
サウンド再生もきちんとボリュームがゼロの場合でも最大ボリュームで再生され、
ミュートにしていたり、音量を下げている場合でも大丈夫ですが、
MacもiOSもネットワークに接続されていないと利用できないのは注意が必要です。
また、iCloudから無料で使えるようになった「どこでもMy Mac」は今回の個人的目玉機能。
Mac専用のVPNのように動作し、Apple IDでくくりつけたMac端末同士は、
インターネット越しに画面共有による遠隔操作やファイル共有を行う事ができます。
サードパーティのアプリが必要なく純正の機能で動作し、
どこにいてもインターネット接続さえあれば自宅の全てのファイルにアクセスでき、
自宅のMacを遠隔操作する事も可能です。
iCloudはiOS以上にMacを複数台利用する際、真価を発揮するサービスなのではないでしょうか。