SoftBank/KDDI版iPhone 4SにはSIMロックがかかっていますが、
ハードウェア的には双方の規格に対応しているため、
他社のSIMカードを挿入した場合どうなるか検証してみました。
今回用意したのはKDDI版のiPhone 4Sと、
SoftBank版iPhoneの黒いmicroSIMカード。
まずSoftBankのSIMを挿入すると「設定」アプリに、
「Facetime」の項目と「メッセージ」にiMessageの項目が現れます。
これらはKDDI/SoftBank版のiPhoneのうち、
SoftBank版にのみ用意されている項目なので、
iPhone 4S本体はSoftBankのSIMカードを認識し、
SoftBank用の設定をロードしている事がわかります。
どちらもアクティベート中との表示で、
実際にはアクティベート後のみ利用可能のようです。
しばらくするとアップルロゴのアニメーションが表示され、
アクティベーションを促す画面に切り替わります。
WiFiに接続しアクティベーションを開始する事ができました。
当然ながらSIMロックがかかっているため、
アクティベーションには失敗しました。
SIMを取り出すまで、この画面からは移動できません。
また、ドコモのMVNOのb-micro SIM U300でも検証してみた所、
SoftBank版microSIMの場合と同じ結果になりました。
結果、KDDI版のiPhoneではSoftBankのSIMカードは利用できませんでしたが、
SIMカードを認識し、設定を読み込む段階までは行くため、
何らかの方法でSIMロックを解除する事ができれば、
KDDI版iPhoneでSoftBank及びdocomoのSIMが利用できそうです。
GEVEY SIMロック解除アダプタが近日iOS 5に対応する予定との事なので、
これがリリースされた場合KDDI版は唯一、
docomo/au/SoftbankのSIMで利用できる端末になるかもしれません。