Xperia SXはLTE高速データ通信のXiを搭載していますが、バッテリー容量が比較的小型の1500mAhと消費電力の高いXiを使うには不安が残る所があります。そこでXiをオフに切り替える事で消費電力を節約し、駆動時間を延ばす事が出来ます。
今回使用するのは「LTE OnOFF」というアプリで、特定の端末にて使用する通信方式を切り替える隠しメニューを表示させる事ができます。ダウンロードは以下のリンクから。
設定方法
LTE OnOffを起動すると「LTE Settings」のポップアップが表示されるので、「Open」を選択。
「優先ネットワークを設定」のドロップダウンメニューにて、「WCDMA preferred」を選択するとXiエリアでもLTE電波表示が無くなり、FOMAの3Gネットワーク網のみに接続するようになります。
これにより多くの環境下ではXiネットワークを検索しないため電池駆動時間は延びますが、無論Xiによる高速データ通信は使えなくなってしまう点がデメリットですが、高速通信を捨ててでも長く使いたい人には実用的な手段なのではないでしょうか。
また、逆に通信をLTEのみにする「LTE only」というオプションも用意されており、人口密度の高いイベント会場などでFOMA 3G網の混雑を回避してXiで通信したいというケースでは重宝しそうです。このモードではドコモの場合音声通話がFOMA網であるため、音声の発着信が一切できなくなってしまう点は注意が必要です。
Xi/FOMA自動切り替えの初期設定に戻す場合は「LTE (preferred)/WCDMA/GSM」を選択する事で元に戻す事ができます。
従来のFOMAより大きく帯域が広くなったXiですが、元々消費電力が増えているのと同時にエリアがFOMAより狭く繋がらないネットワークを検索してしまうため、常にバッテリー問題が付きまとうのは仕方なく、バッテリーに不満を感じている方はエリアが拡大するまでXiをあえてOFFにする事によって駆動時間を延ばすのも現実的な対策だと言えます。
逆にXperia SXは先日紹介した10,000mAhのモバイルバッテリーなどの2.1A出力による急速充電にも対応しているため、継ぎ足し充電しながら積極的にXiの高速通信を使うのも良いのではないでしょうか。