KDDI版iPhone 4SにSoftBankのSIMを入れるとFaceTime/iMessageの項目が追加

公開:2011.10.17 / 最終更新日:2011.10.17


SoftBank/KDDI版iPhone 4SにはSIMロックがかかっていますが、
ハードウェア的には双方の規格に対応しているため、
他社のSIMカードを挿入した場合どうなるか検証してみました。

今回用意したのはKDDI版のiPhone 4Sと、
SoftBank版iPhoneの黒いmicroSIMカード。


まずSoftBankのSIMを挿入すると「設定」アプリに、
「Facetime」の項目と「メッセージ」にiMessageの項目が現れます。

これらはKDDI/SoftBank版のiPhoneのうち、
SoftBank版にのみ用意されている項目なので、
iPhone 4S本体はSoftBankのSIMカードを認識し、
SoftBank用の設定をロードしている事がわかります。

どちらもアクティベート中との表示で、
実際にはアクティベート後のみ利用可能のようです。


しばらくするとアップルロゴのアニメーションが表示され、
アクティベーションを促す画面に切り替わります。


WiFiに接続しアクティベーションを開始する事ができました。


当然ながらSIMロックがかかっているため、
アクティベーションには失敗しました。
SIMを取り出すまで、この画面からは移動できません。

また、ドコモのMVNOのb-micro SIM U300でも検証してみた所、
SoftBank版microSIMの場合と同じ結果になりました。

結果、KDDI版のiPhoneではSoftBankのSIMカードは利用できませんでしたが、
SIMカードを認識し、設定を読み込む段階までは行くため、
何らかの方法でSIMロックを解除する事ができれば、
KDDI版iPhoneでSoftBank及びdocomoのSIMが利用できそうです。

GEVEY SIMロック解除アダプタが近日iOS 5に対応する予定との事なので、
これがリリースされた場合KDDI版は唯一、
docomo/au/SoftbankのSIMで利用できる端末になるかもしれません。

アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はAI業界で働くUI/UXデザイナー。英国育ち。東京、湘南の生活を経て北海道へ移住し、理想の住環境を整えつつ乗り物趣味を満喫するべく試行錯誤中。