iPhone XRのLightning端子は実は歴代iPhoneのような上下対称ではなく、僅かに下にズレている。

先日のiPhone XRレビューで書きそびれた点なのですが、iPhone XRは歴代のLightning端子搭載iPhoneとしては異例の、上下非対称の配置となっています。


iPhone XRの下部のLightning端子。一見ほかのiPhoneと何ら変わらないように見えますが、よく見るとLightning端子が左右のネジ・グリル穴と比べると下にズレています。

iPhone 8と並べて真横から撮影したもの。従来のiPhoneやiPhone XS/iPhone XS MaxはLightning端子が中央部分に揃えられていますが、iPhone XRはLightning端子が中央に揃えられていません。

iPhone XRはiPhone Xシリーズのような狭額縁全画面の「Liquid Retinaディスプレイ」を初めて採用した機種ですが、iPhone Xシリーズに採用されている有機ELディスプレイと比べてLCDは厚みがあるため、Lightning端子の真上にLCDが重なるレイアウトとなるiPhone XRではLightning端子を僅かに背面側にずらす必要があったのかもしれません。


競合のGalaxyシリーズなどでは下部の端子がどちらかに寄っている一方で一貫してシンメトリカルなデザインを歴代iPhoneで貫いてきた魅力を感じてきたAppleファンも少なくはないかとは思いますが、こういった点が気になるのであれば上位モデルのiPhone XSやiPhone XS Maxを選ぶ理由の一つになりそうです。

次の記事
前の記事
アバター画像

キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。