Xperia AX SO-01Eファーストインプレッションレビュー

先代のXperia arc、Xperia GXからのアークラインのフォルムを継承しつつも、Xperia acro HDの防水防塵や赤外線・FeliCa・ワンセグなどのガラケー機能を詰め込み、更にNFCまで搭載した「全部入り」Xperia AX SO-01Eの展示機を触ってきたのでファーストインプレッションをお送りしたいと思います。

カメラの出っ張りが改善

前作のXperia GXは他社に対応して画素数を上げた結果アークデザインのフォルムにカメラが収まり切らず、カメラ部分のみ本体から浮き出していましたが、今回のXperia AXのカメラはきちんの本体に収まっています。AppleのiPod touchも500万画素のカメラを薄型ボディに収め切れなかった事から、ソニーモバイルはこのハードルをクリアしたのは大きいと思います。

今回の薄型化はインカメラの画素数を130万画素から31万画素に下げたことで、部品を小型化できたとの事ですが、背面のカメラ部分が飛び出ていると卓上に置いた際の安定性に大きく影響するのでこれは評価できる改善点なのではないでしょうか。

防水ながらバッテリー交換可能

夏モデルのXperia GXはバッテリー交換可能だったものの防水には非対応、Xperia acro HDは防水対応ながらバッテリー交換は不可能だったため、今回のXperia AXは両モデルのいいとこ取りといった形になっています。

バッテリーはBA800を採用しており、容量は1700mAh。Xperia GXのBA900とは互換性がありません。

型番から見るとバッテリー内蔵型のXperia NX/Xperia SのBA800と同じのようですが、互換性があるかは未確認です。

トグルは2段に、テザリングボタンも

Xperia GX・Xperia SXでは1段のみ搭載され、テザリングなどの機能が省略されていたため使い勝手がいまいちであった通知バーのトグルボタンですが、Xperia AXでは2段になり合計10個のボタンが搭載されています。

今回「画面回転ロック」「テザリング」などの比較的使用頻度が高めのトグルボタンが追加されており、使い勝手は大幅に上がったのではないでしょうか。同じ2012年冬モデルのラインナップのGALAXY Note II SC-02Eにはテザリングのトグルが見当たらなかったため、テザリング機能を頻繁にトグルしたいユーザーにとっては優位点なのではないでしょうか。

イヤホン・microUSBはキャップ付き

防水に対応した機種としては必然なのかもしれませんが、前作の防水Xperiaであるacro HD同様、Xperia AXのイヤホン・microUSBポートはキャップで覆われています。他社モデルにはOptimus itなどをはじめキャップレス防水を実現している機種も少なくないため、頻繁に抜き差しして劣化するあろうイヤホンとmicroUSBの防水キャップは頑張ってキャップレスにしてほしかった所です。

ただ、microUSBポートの横に卓上ホルダ用の充電端子がある事から、純正の卓上ホルダを利用する事でmicroUSBのキャップの劣化は回避策が用意されているようです。

クイック起動から動画が撮影可能に

ロック画面からスライドでカメラを起動できる「クイック起動」に、動画モードが加わりました。静止画と動画の2種類にそれぞれ「起動のみ」「起動&撮影」、合計4種類の設定が可能に。

従来のクイック起動からの即撮影はピントが合わせにくく使いどころが難しい機能でしたが、ロック画面から即座に動画を録画開始できるのは緊急撮影のシーンにおいて活躍しそうです。

カメラアプリ実行時のプレビューフレーム数が大幅に増加

カメラアプリを触っていて驚いたのが、プレビュー時にカメラを動かした際のフレーム数が凄まじい事。

iPhoneは同世代のiPod touchと比べカメラの画素数が高いがためにプレビュー画面がカクカクになってしまうのですが、Xperia AXは1300万画素カメラを搭載しつつもプレビューが非常になめらかです。

撮影する写真には直接影響しませんが、撮影時の取り回しがとても軽快になっています。

若干の小型化で持ちやすが大きく向上

上記はiPhone 5とサイズ比較をした所。

今回Xperia AXは4.6インチディスプレイのXperia GXから4.3インチに小型化されています。幅が69mmから65mmに細くなっており、丸みを帯びたボディはかなり持ちやすく感じました。個人差はあると思いますが、今回のXperia AXは歴代アーク形状のXperia arc、Xperia GXと比べると最もしっくりくる形状でした。

下から見るとiPhone 5などの薄型端末よりかなり分厚く見えますが、最厚部10.8mm、最薄部8.7mmのアークデザインは中央部分の凹みが手にフィットし、単に薄いだけの端末と比べると持ちやすさは上なのではないかと感じました。

弱点を克服したバランスの良い「全部入りXperia」

2012年の歴代Xperiaシリーズはトグルが不完全、Xperia acro HDは分厚すぎる、Xperia GXはガラケー機能が足りずカメラ部分が突出しているなど様々な弱点がそれぞれの機種にありましたが、Xperia AXはそれらの機種の弱点を上手く克服し、1台に落とし込んだ機種なのではないでしょうか。

特に持ちやすさに関しては作り込んであると感じていて、以前Xperia GXの大きすぎるサイズが手に収まらず購入したXperia SXをレビューした経緯がありますが、小型機種派としてもXperia AXのサイズはぎりぎり手に収まる絶妙なラインで、それを支える持ちやすい丸みを帯びたアーク形状フォルムはよく出来ていると思いました。

ドコモアニメストアやGoogle PlayブックスなどのAndroid用コンテンツが充実してきた今だからこそそれを満喫できるディスプレイサイズが欲しいけれども、片手で扱える大きすぎない機種が良い。出先でFeliCaも使いたいし、自宅の風呂場でも使いたい。そんな絶妙なラインにうまくはまってくれる機種がこのXperia AX SO-01Eなのではないでしょうか。

※本機は発売前の先行展示品のため、発売時には仕様が変わる可能性があります。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。