SIMフリーiPhone 5での検証で、3Gに加え国内版同様LTE通信もできたSoftBank版iPhone 5のnano SIMカードですが、SIMフリーiPad(第三世代)で使用できるのか検証してみました。
nano SIMアダプタを介してmicro SIMサイズ化が必要
第三世代iPadに採用されているのはiPhone 4、iPhone 4Sなどと同じmicro SIMカード。iPhone 5のnano SIMカードを挿入するにはアダプタが必要です。nano SIMアダプタは現在Amazonなどで安く入手できます。
認識すると国内iPadのAPNが挿入されるので要注意
AppleはSoftBankから国内に3G版iPadを販売しているため、SIMスロットを搭載したiPadにSoftBankが発行するSIMカードを挿入すると自動的にOS側に保存された国内版iPad用のAPN情報(APN:sbm、ユーザー名:data)が挿入されます。この状態で通信するとパケット定額が適用されない恐れがあるため、iPhoneのSIMカードをiPadに挿入する場合は事前にモバイルデータ通信をオフにしておく必要があります。
iPhone 5用APNを入力すると3G通信可能に
先日Appleのプロファイルから発見されたSoftBank版iPhone 5用のAPN情報(jpspir)を入力し、モバイルデータ通信をオンにすると3Gに限定してインターネットに接続できました。ただ、LTEは繋がらないため現状繋がるのはSoftBank 3Gまで。
SIMフリーiPadはiPhoneのSIMが利用可能
国内版iPadのAPNが自動挿入されるため注意が必要なものの、SIMフリーのiPadならiPhoneのSIMカードを使い回して通信する使い方ができる事がわかりました。現在SIMフリーiPadはSoftBank版とあまり変わらない相場に落ち着いており、iPhone+iPadの二台体制ならSIMカードを差し替えて利用するという選択肢もありかもしれません。