Appleから4.0インチの小型iPhone「iPhone SE」が発表されました。
iPhoneのラインナップの中で4インチモデルであるところのiPhone 5sは重要なポジションにあり、今回はその4インチモデルのリニューアル。4インチモデルは多くのユーザーにとって初めてのiPhoneであり、愛用しているユーザーも多いとのこと。
合計4色のラインナップに。
歴代の4インチiPhoneの中では最高の性能に。
iPhone 6sと同等のA9チップを搭載。
5sと比べると2倍のCPU性能。
GPUは3倍。
iPhone 5sと比較すると電池持ちも改善。
12メガピクセルのiSightカメラ、高速オートフォーカスのFocus Pixels、2色のTrue Tone Flash、新しい画像信号プロセッサを搭載し、パノラマは63メガピクセルまで対応。
4K動画撮影に対応。
LTEは下り最大150Mbpsで、より多くのLTEのバンドに対応し、VoLTEにも対応。
WiFiはiPhone 5sの3倍速。
Touch IDは6sの第二世代のものは搭載せず、6以前のものを搭載。
カメラと処理性能、対応バンド的には6s、それ以外は5sといったところ。
価格は16GBモデルが$399、64GBは$499。128GBは無し。
今までにない豊富なiPhoneのラインナップとなりました。
予約受付開始は24日、発売日は31日。
もちろん、一次販売国に日本も含まれています。
小型iPhoneを求める強い声に対してiPhone SEをiPhone 5sのガワはそのまま、性能をアップグレードして発表したApple。iPhone 5sの外観をそのまま流用し、カラバリ以外のデザインの変更が無かった事からも、決してメインストリームのモデルではなくジョナサン・アイブ率いるAppleのデザインチームに負荷をかけずに4インチ端末の層を狙いに行く経営戦略的端末という印象を受ける発表でした。
とはいえ、個人的にも期待を寄せていた小型iPhoneが出た点は素直に喜ばしい限り。iPhone 5/5s時代のケースが流用できる事を考慮すると新色も加わり楽しいモデルなのは間違いなさそうです。
国内での価格はSIMフリー版に関してはApple Online Storeにて税抜きで16GBが52,800円、64GBが64,800円。iPhone 6sと比べるとSIMフリーでも買いやすい価格帯となっているため、白熱するSIMフリー×格安SIM市場のダークホース的ポジションにも成り得るかもしれません。予約受付開始は3月24日から。