iPhone SEの物欲をそそる9つの魅力。

本日発表されたAppleのiPhone SE。その魅力をピックアップしてみました。

1. コンパクトなサイズ感

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スマートフォンが次々と大画面化していく中、やはり4インチのコンパクトサイズは非常に貴重。自分はiPhone 6sは電線搭載ガラスを貼り付けて左上のボタンに対応していますが、やはりiPhoneアプリは大画面化されると使いづらいものも多く、このサイズ感は非常にありがたいもの。

2. 軽量

iphone se weight

iPhone 6sが143g、iPhone 6s Plusは192gと、現行の最新のiPhoneはiPhone 5s・6・6sと世代を重ねるたびに重くなっています。対して、今回発表されたiPhone SEは113gと非常に軽量。iPhone 5sと比較しても1gの増加にとどまっており、非常に軽快なモデルとなっています。iPhone 6s/6s Plusの重さには不満を持っていたので、これは比較的重要なポイント。

3. 最新のスペック

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iPhone SEのベースになったiPhone 5sは2013年の機種。OSこそは最新版へのアップデートが提供されているものの、やはり性能的に時代に取り残されている感じが否めません。iPhone SEはiPod touchのように最新のiPhoneと差別化してスペックダウンして送り出されるということもなく、しっかり最新のiPhone 6sと同等のチップを搭載。小型=型落ちという構図が出来上がっていたiPhoneの製品群ですが、現状最高の性能で発売されるという事は今後長く使えるということでもあり、安心感があります。

4. カメラの出っ張りが無い

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iPhone 6以降のiPhoneははカメラ部分が本体に収まっておらず、卓上に置くとガタついてしまう問題がありました。iPhone SEはiPhone 6sと同等のカメラを搭載しつつも完成度の高いiPhone 5sのデザインを踏襲しており、しっかりとフラットになっているようです。この点が気になっていたユーザーは多いのではないでしょうか。

5. 無駄な3D Touchが無い

iPhone 6sとiPhone 6s Plusに搭載された3D Touchですが、実際のところはまだあまり使い道がないどころか、バッテリーのスペースが犠牲になっていたり、特殊なバイブレータであるTaptic Engineは重量増に繋がっていたり、そもそもTaptic Engine自体が新型MacBookに搭載されたような実感覚に近いクリック感を再現したりといったものではない「ただのバイブレータ」であったりと、デメリットも多い機構。これが取り払われているのはむしろ好都合で、電池持ち改善・軽量化などの影響があると思うとむしろ3D Touch非搭載はメリットと言えます。

6. iPhone 5sから改善したバッテリー持ち

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iPhone 6以降の電池容量の大きなiPhoneと比べた場合、4インチの小型iPhoneのバッテリー容量は少なめ。そのため電池持ちが気になるところですが、発表によるとiPhone 5sと比べて電池持ちは改善しているとのこと。小さなiPhoneを持つ事の懸念材料がひとつ軽減されているのは嬉しいところです。

7. VoLTE対応

iPhone SEは4インチのコンパクトなiPhoneとしては初のVoLTE対応。電話として使う場合取り回しの良い4インチは重宝しますが、iPhone 5sはVoLTEに対応していなかったため、どうしても現行機と比べると電話機として劣っていた点が目立ちました。しかし今回は満を持してVoLTE対応したコンパクトさを両立したモデルとしてiPhone SEが登場。電話を多用する人にも良さそうです。

8. ケースが豊富

iPhone 5やiPhone 5sはそのシンプルな形状からかケースが豊富で、名作も多かった時代。iPhone 6以降はエッジが丸くなってしまったり、手に収まるサイズ感ではなくなってしまいあまりゴツゴツしたケースは敬遠されがちになっていましたが、iPhone SEはiPhone 5sと共通のフォルムであるためケースに関しては豊富な選択肢から選択可能。この点はかなり楽しめそうです。

9. 保護ガラスが端まで貼れる

iPhone 6以降のiPhoneは画面の端がラウンドガラスで湾曲しているため、ディスプレイ保護ガラスを装着しようにも端まで貼れず、不格好な形になってしまうのが難点でした。その点iPhone 5sと同じフォルムのiPhone SEはそういった心配はなく、ラウンドガラスの保護ガラスとの親和性は抜群です。


長らく待ち望んでいた小型ハイスペックなiPhoneがやっと発表されて嬉しい限りですが、まさかiPhone 5sのデザインそのままで出てくる物とは思っていませんでした。iPhone 5sのフォルムは対応アクセサリも多い上に保護ガラスなどのアクセサリとの親和性も高い形状のため、アクセサリとの兼ね合いで考えてもiPhone SEは魅力的。

TouchIDが第二世代の新バージョンでなかったり、128GBモデルが無かったりとヘビーユーザーとしては気になる点もいくつかあるものの、全体として完成度の高いボディに最新のスペックを詰め込んでくれたのはコンパクト派としては願ったり叶ったり。過去の名機を振り返って現代のスペックでつくり直して欲しいと思うことは時折ありますが、まさかAppleがやってくるとは予想外。新色ローズゴールドも裸で使ってもカメラの出っ張りがなく使いやすく、ケース合わせも楽しそうで、過去機種の焼き直しだというのに買う前からワクワクするところがあります。早く実物を使ってみたいですね。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のサイト作りと愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブとカフェ開拓。2022年1月1日からガジェットVtuberとしてYouTubeも始めました!