クラウドファンディングサイトのKickstarterにて、3軸ジンバルを搭載したコンパクトカメラ「Capture Pocket」が登場しています。
Capture PocketはFunsnap社の4K60fpsで撮影可能なコンパクトな3軸ジンバル内蔵式のカメラ。この手のカメラとしての先駆者はDJIのOsmo Pocketが有名ですが、Capture PocketはOsmo Pocketでは不便だったいくつかの点が改善された対抗製品となっています。公式のプロモーション動画は以下のとおり。
Capture Pocketはコンパクトなサイズで4K60fpsの滑らかなブレないシネマティックな動画が撮影できる点はOsmo Pocketと同様ですが、音声認識による撮影操作、外部モジュール不要の内蔵式のワイヤレス接続によるスマートフォンからの操作、Osmo Pocketの1.4倍の大画面タッチパネル、外部マイク対応、縦長動画の対応、大容量バッテリー、三脚装着用の穴、スマートフォンホルダーなど便利な要素が追加されています。比較表は以下のとおり。
デメリットとしてはDJI Osmo Pocketの116gに対して150gと重量が重くなっている点ですが、それでも最近のスマートフォンよりかは軽量なカメラ。全体的に上手くOsmo Pocketの弱点を潰した機種に仕上がっています。
Osmo Pocketの上位互換を目指したコンパクトジンバルカメラと言えば先日Snoppa Vmateがクラウドファンディング準備中と紹介しましたが、完全に丸被りのコンセプトのCapture Pocketが先にクラウドファンディングに投入されてしまった格好で、格安ジンバルメーカー同士の激しい戦いとなっています。
今回のCapture PocketはOsmo Pocketユーザーとしてもかなり良さそうに見えたので、Kickstarterにて自分も実際に支援してみました。現在は100人限定のSuper Early Birdコースは完売で、日本円換算約18,448円のEarly Birdコースが受付中。上位の約21,736円のCapture Pocket Early Bird Comboコースを選択すれば追加で64GBのSDカードとカメラと接続するスマートフォンホルダーが付属します。ワイヤレス接続機能をフル活用してプレビューしながら撮影するのであればホルダーはあったほうが良さそうです。
Osmo Pocketの現在の実売価格が約4万円なので、その約半額で機能的には上位の製品が手に入るのはお手頃に見えます。ただ画素数・センサーサイズのスペックこそはOsmo Pocket同じなものの、撮れる動画の画質に関しては未知数。今注文すれば2020年2月には手に入る見込みなので、気になる方は是非Kickstarterの詳細ページをチェックしてみてください。