「国内版iPadは海外ではSIMフリー」を中国にてauのiPad Airで検証してみた

国内でdocomo・au・SoftBankから販売されているセルラーモデルのiPadは国内キャリア同士ではSIMロックがかかっているものの、海外のSIMに対してはSIMフリーという情報を検証してみました。


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中国現地にて、auのセルラー版iPad Air(A1475)に先日購入したHTC One (E8)用に契約したChina Mobile 4G LTE契約のnano SIMを挿入してみます。

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するとSIMロックが発動する場合のアクティベーションの動作はせず、そのままChina Mobileの回線に接続されます。正式にiPhone/iPadを扱っているキャリアのためLTEトグルが表示されていますが、国内版iPad AirはモデルA1475でありTD-LTEに非対応のためChina MobileではLTE接続不可。それどころか、3GのTD-SCDMAにも対応していないためE表示(2G・EDGE)となっています。低速接続ですがデータ通信が可能。

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続いて先日紹介したChina Unicom HKのローミングSIM。こちらはmicro SIMサイズなのでnano SIMサイズにSIMカッターでカット。香港のSIMですが、データローミングをONにする事で中国のChina Unicomに接続可能です。

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こちらも問題無く接続できました。China UnicomはWCDMAを採用しているキャリアなので国内のiPad Airでも3G接続が可能。国内版のセルラーモデルのiPadを中国に持ち込んで利用するならこのキャリアです。LTEトグルが表示されており、China UnicomはFDD-LTEのBand 1を展開予定なので、将来的にLTEも利用可能になる見通しです。

結論として、日本国内版iPadのセルラーモデルが海外SIMに対してSIMフリーであるという情報は本当でした。問題無くSIMフリーiPadとして利用できています。海外旅行に行く際、対応バンドが多くバッテリー容量も大きいiPadに現地のSIMカードをを入れてテザリングし、日本のスマートフォンは日本のSIMのままローミングによる電話が着信できるようにしておきつつデータ通信はiPadに任せるといった使い方が便利そうです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。