Lumia 1020は4100万画素という、スマートフォンのカメラとしては規格外の性能を誇るPureViewカメラを搭載したWindows Phoneです。今回EXPANSYSさんからレビュー機を貸していただけました。
背面の大きく膨らんだレンズ部分が接地面となるため、卓上ではまっすぐ寝る事ができず本体が浮いてしまいます。逆に、少々角度がつくため卓上で使うにはむしろ使いやすいかもしれません。スリープ時も画面をダブルタップすればスリープ解除する事ができるため、卓上での操作性は思いの外良いものとなっています。
カメラ仕様
Lumia 1020の4100万画素のカメラはそのままのフル解像度ではSNSへの投稿などに時間がかかってしまうため、5MP+38MPという2種類の解像度で保存し、PCから接続した時以外は500万画素の低解像度版の写真を利用するというアプローチを取っています。保存した38MPの高解像度写真をPCへ取り出す方法は以下のエントリから。
作例
拡大するとノイズ感があるものの、PureViewの4100万画素というだけあってスマートフォンのカメラとしてはディテールの表現力が別格です。
日が沈んでゆく時間帯に撮影した1枚。光量が少ないシーンでも綺麗に撮影できます。スマートフォンというあまり三脚を使わないツールだけに、光学手ぶれ補正がついているのも嬉しい所。
接写に関してはLumia 920の8cmと比べ最短撮影距離が15cm。あまり過度に接近したモノ撮りは難しくなっていますが、ボケ味は流石Lumiaといった所です。
アプリが出揃わない、日本国内で機種が発売されないなどiOSやAndroidと比べて遅れをとっているWindows Phoneのプラットフォームですが、そんな中でもLumia 1020はカメラという武器においてその他すべてのスマートフォンを遠く引き離す性能を持っており、唯一かつ絶対の所有価値を感じさせてくれます。
また今回取り上げませんでしたが、現在カメラグリップとのセットで約1万円引きのセールが行われているので、一緒に買うのも良いのではないでしょうか。
スマートフォン複数台持ちのヘビーユーザーにも「カメラ要員」として是非オススメしたい1台です。