Switchでもワイヤレスイヤホン・ヘッドホンが使える!専用の超小型・低遅延アダプタ「ROUTE AIR」をレビュー

Nintendo Switchはデフォルトでは有線イヤホン・ヘッドホンにしか対応しておらず、ワイヤレスのイヤホンやヘッドホンは使う事ができません。しかし、今回紹介するBluetoothアダプタを使えば2台までのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンを同時接続する事ができるようになります。


Nintendo Switchは仕様としてBluetoothのワイヤレスイヤホン・ヘッドホンに非対応公式FAQにも「お使いいただけません。」と断言されており、ゲームプレイの際の遅延を避けるためか、ワイヤレスのオーディオ出力は非対応。上部の3.5mmジャックに直接有線のイヤホン・ヘッドホンを接続する必要があります。

これを解決してワイヤレスのイヤホン・ヘッドホンを使うには2つの方法があります。

  • 上部の3.5m端子にBluetoothトランスミッターをぶら下げる
  • 下部のUSB type C端子にBluetoothトランスミッターを取り付ける

3.5mmイヤホンジャック端子用のBluetoothトランスミッターは数多く販売されており、遅延40ミリ秒ほどの低遅延方式のapt-X LL(Low Latency)に対応したものも多くあり、入手しやすくなっています。ただこの方法はイヤホンジャックからトランスミッターのボックスをぶら下げるため見た目が良くなく不便、トランスミッター自体のバッテリーを充電しなくてはいけない、というデメリットがありました。

それを改善したのがUSB type C端子に接続するUSB形式のBluetoothトランスミッターNintendo Switchの下の部分につけなくてはいけないため邪魔というデメリットがあるものの、Switch本体からの給電で動くため充電が不要という大きなメリットがあります。

今回紹介するのはそのUSBのBluetoothトランスミッターのデメリットを限りなく潰した超小型タイプです。

Switch用超小型Bluetoothドングル「ROUTE AIR」

こちらがその超小型アダプタ「ROUTE AIR」のパッケージ。箱からしてかなりコンパクトです。

中身はプラスチックの小物入れのような透明のケースに入っています。

中に入っているのはアダプタ本体、持ち運び用のUSBカバーとSwitch純正ドックに接続しながら使うためのL字アダプタ。

USB端子のカバーは持ち運びの際に金属端子同士が当たるのが嫌な方には嬉しい付属品。

こちらが本体。かなりの小型筐体に収まっています。

Nintendo Switch本体に装着したところ。このまま持ち運んでも全く違和感が無いレベルの納まりの良さです。

USBオーディオデバイスとして認識されるため、接続している間は本体からは音が出ず、ROUTE AIRに音声が割り振られます。

2つの物理ボタンが搭載されており、それぞれ1台ずつのBluetoothイヤホン・ヘッドホンを接続する事ができ、2人同時に使う事もできるようになっています。マルチプレイの際に便利な機能。

L字の変換アダプタに接続するとこのような不思議な形に。このまま任天堂純正のSwitchドックに接続する事で、TVに接続しながらもSwitchの音声をワイヤレスイヤホン・ヘッドホンで聴く事ができます。

ドックに装着するとこのとおり。TVモードでも携帯モードでも使えるのは便利ですね。

Switch/Switch Liteの持ち運びにはマストアイテム

以前のNintendo Switch用Bluetoothトランスミッターはサイズが大きくてかさばるものばかりでしたが、久々に調べてみると最近のものはここまで小型化が進んでいて驚きました。これくらいのサイズであれば充電する時以外はつけっぱなしで持ち歩いても全く問題ないレベル。電車での暇潰しなど、Switchを持って外に出かける方にはとてもおすすめです。aptX LL対応ワイヤレスヘッドホンがあればベストですが、aptXのみでも十分に低遅延に感じました。

今回紹介したROUTE AIRは約3,000円でAmazonにて購入可能。電車移動中のプレイなどではゲーム機から垂れるケーブルが無くなるだけで随分快適になるので、Switch、Switch Liteを持ち歩いている方は要チェックなアイテムです。

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キリカ

ガジェットショットを作った人。本業はUI/UXデザイナー。趣味は理想のデスク環境作り、愛車「エリーゼ」「ジュリエッタ」でのドライブ、車旅を動画・写真に残す事。