PC向けモニターなどで知名度のあるメーカー「BenQ」さんより、PCモニターマウント用のUSBライト「ScreenBar Plus」をレビュー用にご提供頂いています。
ScreenBar PlusはPCモニターの上にマウントする事で、指向性のあるライトで手元だけを照らす事のできるPC環境に特化した照明器具。通常のデスクライトのようにスタンドが無いため場所を取らず、明るさ・色温度を自動あるいは手動で調整して自分好みの照明環境を構築する事ができます。
それでは早速、パッケージ内容を紹介していきます。
箱の内容はこのとおり。バーライト本体と、それを手元で操作できるコントローラー、そして画面上に固定するためのマウントの3つのパーツによって構成されています。
設置はこれらを組み合わせ、USBケーブルをPCのUSBポートあるいはUSB電源に接続するだけ。USB電源搭載のモニターや一体型PCであれば、別途電源の配線を確保しなくとも設置することができます。
27インチトリプルモニターの環境のデスクに設置したところ。中央のモニターの上から手元のみを照らしており、画面には光がかかっていないため画面が見やすいのがPC専用機ならではのポイント。
手元を見ると横にまっすぐ光が切れている事が分かります。手元は明るく、画面や人間の目には干渉しない、高い指向性を持った利便性の高いライトです。
明るさは手元で作業するには十分なもので、PC作業をしつつ紙の資料を参照したり文字を書いたりといったタスクが並走している方にはぴったり。横に長いライトのため、左利き・右利き問わず光の差し込む方向をそれほど気にせず使えるのもメリットです。
コントローラーを使うと明るさ・色温度がそれぞれダイアルで調整できる他、センサーに任せて自動調整を行う事も可能。
なお、このコントローラーは今回設置した上位モデルのScreenBar Plusにのみ付属し、通常モデルのScreenBarではバーの上のボタンで設定します。回した際のダイアルの質感はとても上質で、手元で細かい調整が行えるのは便利。ScreenBarが11,900円、ScreenBar Plusが15,900円と4,000円の差額がありますが、差額分の価値を感じる人も多いのではないかと思わせる質感に仕上がっています。
限られたスペースに洗練された光を差し込める「魔法の棒」
今回レビュー用に本製品を頂く前は、正直「ライトかぁ……」と、その効果を甘く見ていました。しかし実際に導入してみると非常に便利で、手元の作業がくっきり見えるようになるという実用性に加え、モニターの下の部分だけが集中的に照らされる事によってコントラストのある洗練されたデスクの演出という副次的な効果が得られる一石二鳥な機能美にすっかり惚れてしまっている自分が居ました。
ダイアルの質感も想像以上に良く、なんとなくデスクトイ的に触ってしまう心地よいクリック感を有しています。
社会情勢で自宅のデスクで作業する時間が増えた方も多いかと思いますが、PCデスク周りの照明環境をあまり気にしていない人にこそ是非導入してみてビフォーアフターの差を感じてほしいアイテムです。