auのiPhone 5はiPhone 4Sと比べてLTEとWIN HIGHSPEED二つの高速通信規格を搭載しています。早速どれだけ速くなったのか、各地で比較スピードテストを行ってみました。
性能比較
iPhone 5
iPhone 4S
LTE(下り最大75Mbps)
CDMA EV-DO Rev. A(下り最大3.1Mbps)
CDMA EV-DO Rev. B(下り最大9.2Mbps)
CDMA EV-DO Rev. A(下り最大3.1Mbps)
今回auのiPhone 5は下り最大75MbpsのLTEの対応に加え、CDMA EV-DO Rev. B(auのWIN HIGHSPEED規格)にも対応。LTEエリア外でも従来の広い3Gエリアで実質3倍の高速通信ができるようになっています。
※今回は分かりやすくするため、PING値や上り速度に関しては省略しています。
計測方法
今回利用したのはSpeedtest.netのアプリ。
計測サーバーは両機種安定している”Naha, Okinawa”に固定。
同位置で同時に並行して計測しました。
計測結果
グラフのグレーの軸がiPhone 4S、青がiPhone 5。見ての通り、明確な差が出ました。
大須の商店街や栄のAppBank Store前、au NAGOYA前などの混み合ったエリアでもLTEネットワークで安定して高速通信できています。また、地下鉄東山線のトンネル内部のLTEエリア外区域においてもWIN HIGHSPEEDの恩恵で2倍近い数字を記録。確実に快適になっています。
スピードテストをしてみて
今回は名古屋の中心部でのみの計測となりましたが、LTEエリア外の地域でもWIN HIGHSPEEDの効果が大きく、レスポンスが良くなっていると感じました。iPhone 5の発売にあたってKDDI/SoftBankは両社LTEをアピールしていますが、auのiPhoneはLTEエリア外に出た場合のフォールバック先としてしっかりWIN HIGHSPEEDエリアが構えている点が素晴らしいですね。
勿論LTEエリアは非常に快適で、Webページのロードなどが一瞬で終わり、スピードテストの数字以上の体感速度だと感じました。レスポンスの速さに関しては固定回線のWiFi接続に匹敵もしくはそれ以上と言っても過言ではない反応速度です。
今回のiPhone 5、想像以上に「速い」ですね。