本日よりAppleからiOSの最新バージョンiOS 7.0.3が公開され、数々の問題点が改善されています。
• 承認済みのデバイス間でアカウント名、パスワード、クレジットカード番号を共有するためのiCloudキーチェーンを追加
• オンラインアカウント用にSafariから推測困難な独自のパスワードを提案できるように、パスワードジェネレータを追加
• Touch IDが使用中の場合“スライドでロック解除”の表示を遅らせるようにロック画面をアップデート
• Spotlight検索からWebやWikipediaを検索できる機能を再度追加
• 一部のユーザでiMessageから送信できない問題を修正
• iMessageをアクティベートできない問題を修正
• iWork App使用中のシステムの安定性を改善
• 加速度センサーの調整問題を修正
• SiriとVoiceOverで低品質の声が使用される問題を改善
• ユーザがロック画面のパスコードを回避できる問題を修正
• 動作とアニメーションの両方を最小化できるように“視差効果を減らす”設定を拡張
• VoiceOverの入力感度が高くなる問題を修正
• ダイヤルパッドのテキストも変更できるように“文字を太くする”設定をアップデート
• ソフトウェア・アップデート中に監視対象デバイスが監視されなくなる問題を修正
今回、バージョンの数字的にはマイナーアップデートに見えますが、その中身としてはiOS 7公開後に指摘されていた多くの問題点を改善しており、非常に重要なアップデート内容となっています。
SpotlightからWeb/Wikipedia検索が復活
iOS 6まではSpotlightからWebやWikipediaを検索する事ができましたが、iOS 7からはこれが出来なくなりました。Androidと違い検索ウィジェットなどが設置できないiPhoneでは直接ホームからWeb検索ができる貴重な存在であったため、この復活は大きいのではないでしょうか。
視差効果をより削減可能に
ふわふわしたアニメーションが導入され「iOS 7酔い」を訴えるユーザーが多かったためか、設定>一般>アクセシビリティ>視差効果を減らすの設定が拡張されました。ロック解除の際の大胆なアニメーションが無くなったり、アプリを閉じる際の最小化アニメーションがシンプルなフェードになるなど、大幅に削減されています。
IMEで英数大文字変換や全角英数字変換が可能に
英数字をフリック入力すると大文字に一括変換できなかったり、全角に変換できなかったりとiOS 6と比べると出来ない事が増えていたiOS 7ですが、これらもiOS 7.0.3のアップデートで改善しました。
加速度センサーの不具合が改善
加速度センサーのメーカーを変更したためか、iPhone 5sには加速度センサーのズレが生じる不具合がありました。これも今回のアップデートで改善しています。
今回のアップデートはiOS 7を快適に使うためのアップデートが数多く含まれているので、iOS 7をお持ちの方は是非アップデートをしてみてください。また、iOS 7自体の問題点が多く解決しているため、iOS 7へのアップデートを踏みとどまっている方にもアップデートの検討材料になるのではないでしょうか。