auから販売されているiPadシリーズのnano SIMカードが他の機種でどれほど使い回せるのか検証してみました。
iPad Airに採用されているのはnano SIM
4世代目iPadまではmicroSIMが利用されていましたが、今回2013年モデルよりiPad Air、iPad mini共にnano SIMカードになりました。auで契約した場合、au nano ICカードが発行されます。このSIMカードが他の機種でどれほど使い回せるのか検証してみました。
検証1. iPad AirのSIMをiPhone 5sで使う
iPad Airに利用されているのはnano SIM(au nano IC)カード。iPhone 5や5s、5cで利用されているものと同じサイズで、そのまま挿入する事ができます。
挿入してみた結果、3G表示で通信はできるものの、LTE接続はできませんでした。
検証2. iPad AirのSIMをAndroid(HTL22)で使う
auから販売されているau 4G LTE対応スマートフォンHTC J One HTL22にnano SIM→microSIM変換アダプタを利用して挿入してみました。その結果、3G/LTEともにデータ通信は不能。SMSの送受信に関しては可能でしたが、データ契約のSIMのため音声通話はできませんでした。
検証3. iPhone 5sのSIMをiPad Airで使う
iPhone 5s契約時に入手したau 4G LTEスマートフォンのnano SIMカード。これをiPad Airに入れた所、なんら問題なく通信でき、LTE接続も可能でした。
検証4. iPad AirのSIMを別のiPad Airで使う
auで契約したiPad AirのSIMを別の契約のiPad Airの本体に入れて通信。これは問題なく通信でき、LTE接続も可能でした。
結論:auでSIMを差し替えたい場合はデータ契約はNG
iPadやAQUOS PAD、WiFiルーターなどのasのデータ契約のSIMカードは癖があり、契約した端末以外で使う場合は多くの制限があります。複数の端末で使い回したい場合、iPhoneなどのau 4G LTEスマートフォンの音声契約のSIMカードをおすすめします。