元Appleエンジニアが開発したiPadをUSB接続でMacの外付けディスプレイ化できるアプリ「Duet Display」がApp Storeにて公開されました。
Duet Displayは元Apple社員のエンジニア達が開発したアプリで、iPadをMacにUSBで有線接続する事によって「遅延ゼロ(Zero Lag)」の快適な外付けディスプレイにできる事が売りと謳っています。以下が公式プロモーション動画。
Duet DisplayはiTunes App Storeで1,000円の有料アプリとして販売されており、Mac側のクライアントはwww.duetdisplay.com/macにアクセスする事でダウンロード可能。なお、インストール時には再起動が必要です。
接続に関して特に設定は必要なく、iPad側とMac側両方でDuet Displayアプリを起動した状態でUSBケーブルで接続すれば自動的に接続されます。設定可能なオプションとしては解像度とフレームレートがあり、解像度はRetinaと非Retinaの2種類から選択可能で、フレームレートは60fpsと30fpsから選択可能。どちらも後者が電池消費の少ない省エネモードとなっています。また、画面回転やタッチパネルによる操作にも対応しています。
iPadをMacの外付けディスプレイに出来るアプリとしてはAir DisplayなどWiFiを使った物は多くリリースされていますが、特にiPadのディスプレイがRetinaの高解像度になってからは遅延の問題が課題でした。今回元Apple社員のエンジニアによって作られたDuet DisplayはRetina対応、60fps対応、遅延無しを売りにしており、実際使ってみたところ、従来の外付けディスプレイ化アプリと比べるとかなり低遅延で実用性の高いものに仕上がっています。 ただMac本体側のスペックにも快適性は左右されるようで、スペックが足りないと動画再生などは重たい印象。
価格は発売記念セールで1,000円となっていますが、2048×1536の高解像度のUSBの外付けディスプレイが手に入ると考えると確実に価格以上の価値があるアプリなのではないでしょうか。なお、通常価格は1,500円となる模様です。