Appleの発表会にてさらっとiPad mini 4はiPad Air 2同等のスペックになったと紹介されましたが、実際にベンチマーク計測してみたところ、iPad Air 2とは差のある数字が出ました。
以前のiPod touch 6th/iPhone 5s/iPhone 6のベンチマークとも照らし合わせてみると、iPhone 6よりは数字が出ていることがわかります。しかし、iPad Air 2と同等性能と紹介されたのにもかかわらずベンチマークスコアにはそこそこの差がありました。それもそのはず、チップセットを見るとiPad Air 2に搭載されているのはA8Xなのに対し、iPad mini 4に搭載されているのはiPhone 6と同じA8チップ。同じ1.50GHzで動作しているものの、コア数の差によって処理性能に差がでたようです。
ファーストインプレッションでも書きましたが、iPad mini 4はデレステの最上位設定のような3Dをフルに駆使したゲームではiPad Air 2と同等のパフォーマンスが出ない場合があるため、iPad Air 2と全く同等のスペックを期待して買うと期待外れになるかもしれません。
とはいえ処理性能としてはiPhone 6を上回っており、通常のアプリを使う分にはSplit Viewで画面分割して同時に使っても全く申し分ないレベル。発表会のiPad Air 2同等という謳い文句には疑問が残るものの、完成度の高い機種です。
iPad mini 4の購入はApple Online Storeから。
余談、Android/iOSともに端末の描画性能がフル活用される「デレステ」はもし可能であればPCのオンラインゲームのベンチマークのようにライブシーンのベンチマークアプリを是非出してほしいところです。バンダイナムコさん、いかがでしょうか。