先日発表された新型のAppleの2015年版iMac 27インチRetina 5Kディスプレイモデルですが、現行の2014年モデルとメモリの互換性が無いようです。
AppleのiMacの技術仕様のページを見ると「1,867MHz DDR3メモリ」との記載があり、従来のDDR3-1600 PC3-12800 SO-DIMMと比べるとクロック数が従来の1600MHzから1867MHzに上がっているため、PC3-12800ではなくPC3-14900の速度のメモリを探して購入する必要があります。
ただ、iMacは通常のフルサイズDIMMではなくノートパソコンや省スペースパソコンで利用される小型のSO-DIMMのメモリを採用しており、PC3-14900のSO-DIMMは現状あまり出回っていない状態。Amazonなどで検索してもオーバークロックで1867MHzに上げたものが並んでいるだけです。そのため、2015年モデルのiMac 27inchに対応を謳っている海外のサイトから輸入するのが現状最も確実そうです。
OWCから輸入してみた
Mac製品向けの交換用メモリを販売しているOWC(Other World Computing)はいち早く新型iMac 5Kの16GBx4枚の64GB対応を報告しており、各容量も取り揃えています。
ラインナップを見ると4GBx1と4GBx2が即納で、それ以外の容量は3〜4日待ち。iMacにはデフォルトで4GBx2のメモリが搭載されているので追加で4GBx2を購入すれば16GBになりますが、将来的に32GBなどへのアップグレードを視野に入れているのであれば8GBx4にする必要があるため、4GBのメモリが4枚全て余ってしまいます。そのため今回は段階的にアップグレードしていく前提で3日待ちを承知で8GBx2を買ってみることにしました。
Paypalアカウントがあれば住所入力も不要で日本のクレジットカードでそのまま決済できます。海外からの輸入ではPaypalは重宝する場合が多いので、アカウントを作っておくと便利です。
送料を21ドル払えば配送にDHLが利用できますが、今回はコスパ重視で2.99ドルのInternational Mail Deliveryを選択。通常2週間以内に届くようですが、2週間も待ってしまうと国内で普通に秋葉館あたりで買えるようになって本末転倒になりそうです。悩ましいですが、国内で8GBx2が買えるようになったらOWCの8GBx2と合わせて32GBにできるのでひとまず輸入に踏み切ってみます。
Appleの新製品が最新の規格を採用してしまいサードパーティのアクセサリ利用に困るのは新型MacBookのUSB type Cで体験したばかりでしたが、メモリの規格が変わっている事には気付かず完全に油断していました。ただ5Kの大解像度を扱うマシンだけにメモリのスピードがアップしているのは喜ばしい事なので、こういった仕様変更は歓迎すべきかもしれません。
自分はApple Online StoreiMac with Retina 5K Display Late 2015 Memory Upgrades
追記:買えるようになりそう、と書いていた矢先で早速秋葉館が秋葉館が27インチiMac 5K 2015年モデル用のPC3-14900メモリを取り扱い開始したようです。